2015年12月25日金曜日

カラーコーディネート実践編-5. トーンによる きわだちの配色

Photo by Masumi Chiba
















ご覧くださって
ありがとうございます!
カラーアドバイザー・色彩講師の
千葉真須美です。

ブログ上のカラーコーディネート講座、
前回は色相できわだちの配色をつくりました。

今回は 「トーン」 を利用してつくるきわだちの配色です。

色相の場合と同様に、
トーンの差が大きい色を組み合わせると、
色の違いが明確になり
それぞれの色がきわだちます。

トーンどうしの差を大きくするには、
トーンマップ上での位置関係が
できるだけ離れたトーンを選びます。





















例えば、
ペールトーン と ビビッドトーン 、
ライトトーン と ダークトーン などのような関係です。

すると、同じ赤系の色相でも、
それぞれの色の差がハッキリします。

上の写真では、
缶のラベルデザインが同系色でまとめられています。

しかし、トーンの差が大きいため、
きわだち感が強く、メリハリがあって、
文字が明確に読み取れますね。

また、
離れたトーンどうしを組み合わせる場合
縦方向、 横方向、 斜め方向 と
3つのパターンが考えられます。

縦方向の場合は 明度の差が、
横方向の場合は 彩度の差が、
斜め方向では 明度と彩度の差が大きくなります。



2015年12月17日木曜日

カラーコーディネート実践編-4. 色相による きわだちの配色

Photo by Masumi Chiba

ご覧くださって
ありがとうございます!
カラーアドバイザー・色彩講師の
千葉真須美です。

ブログ上でお伝えしている
カラーコーディネート講座では、
実践編として 前回・前々回と 
「まとまりの配色」 をご紹介しました

* → まとまりの配色(1)
* → まとまりの配色(2)





今回は
「きわだちの配色」 についてです。

まとまりの配色と同様に、
色相を利用して
きわだち感をつくることができます。

色相差が大きい色を組み合わせると、
色の違いが明確になり
それぞれの色がきわだちます。

色相差を大きくするには、
色相環上での距離をできるだけ遠くします。

距離が最も遠い色は、
色相環の中心を挟んで向かい合う色どうしです。

















例えば、
 黄  青紫 、     青緑 といった関係です。

真向いだけでなく、
その両隣の色も OK です。
 黄  と   、  と    などですね。

上の写真のポインセチアは、
 花が赤紫 で、  葉は緑 ですので、
色相環上の距離が遠く、
きわだち感の強い組み合わせです。

因みに、色相環上で向かい合う2色を
「補色」 といいます。

補色関係にある2色は、
お互いの色をより鮮やかに引き立てます。

色をハッキリと鮮やかに見せたい場合は
この補色の効果を利用すると良いですね。




2015年12月9日水曜日

2016年を象徴する色 PANTONE Color of the Year 2016


ご覧くださって、ありがとうございます。
カラーアドバイザー・色彩講師の
千葉真須美です。

先週末、パントン社が選ぶ来年の色
"PANTONE Color of the Year 2016" が
発表されました。

選ばれたのは

"Rose Quartz  Serenity" 
ローズ・クォーツセレニティ

2つの色が選ばれたのは、今回が初めてです。

暖色と寒色の組み合わせですが、
どちらも明るく柔らかなトーンで、
優しい雰囲気が感じられる色ですね。

不安やストレスの多い現代社会で
精神的な安定や安心感を求める人々を
暖かく包んでくれる ローズ・クォーツ
リラックスさせてくれる セレニティ

この2つの色は、
男女の平等性や可変性といった意味も含んでいます。

キーワードは、

 ・ BALANCE (調和)
 ・ CALMING (穏やかさ)
 ・ WELLNESS (健康)
 ・ COMPATIBLE (両立性)
 ・ DUALITY (相対性)
 ・ TRANQUILITY (平静)

まさに時代を反映している色と言えそうです。


* 画像は PANTONE の ウェブサイト よりお借りしました


2015年12月3日木曜日

カラーコーディネート実践編-3. トーンによる まとまりの配色

Photo by Masumi Chiba
















ご覧くださって
ありがとうございます。

カラーアドバイザー・色彩講師の
千葉真須美です。

ブログ上のカラーコーディネート講座は
引き続き「まとまりの配色」についてです。

今回ご紹介するのは
トーン を利用してまとめる方法です。

トーン とは、色の三属性の中の
「明度」 と 「彩度」 の組み合わせです。

 *トーンについての詳細はこちらへ
    → 『 色の「トーン」とは? 』 

一つのトーン、または近いトーンの色を
組み合わせることで、
まとまりのある配色となります。

下の図はトーンマップといい、
トーンのバリエーションと位置関係を
示したものです。


















この中で一つのトーン、
あるいは隣合うトーンの色を用います。

例えば、上の写真の建物は、
ペールやライトあたりのトーンで
構成されていて、カラフルでありながら
全体の統一感を感じます。

対照的な色相である も、
 赤   緑  というように、
ダークトーンでそろえると
まとまった印象となります。

このトーンによるまとまりは、
トーンの彩度が低い
(トーンマップの左寄りの位置)ほど
まとまり感が強くなります。

組み合わせる色数が多い場合は、
このようにトーンを近づけることで
まとめるのがおすすめです。


2015年11月25日水曜日

カラーコーディネート実践編-2. 色相による まとまりの配色

Photo by Masumi Chiba

仙台を拠点に活動中の
カラーアドバイザー・色彩講師
千葉真須美です。

ブログによる
カラーコーディネート講座は、
前回から実践編に入りました。

最初にお伝えしたのは、
カラーコーディネートにおける
重要ポイントは、
まとめるか? きわだたせるか?
-であるということです。

* → 前回の記事


今回は 「まとまりの配色」 について
詳しくご説明します。

まとまりの配色は全体の統一感が強く、
落ち着いた印象となります。

この まとまり を得る手法の一つが
色相でまとめるという方法です。

色を構成する3つの要素(三属性)は、
色相、 明度、 彩度 でした。

この中の 色相(色み) によって、
統一感を演出します。

具体的には、一つの色相、
あるいは、色相が近い複数の色によって
配色を作り上げていきます。

「色相が近い色」 というのは、
下の色相環の位置関係でいうと、
隣り合う色あたりまでです。

一般に「同系色」と呼ばれる色ですね。

















例えば、上の写真でしたら、
 と 黄みのだいだい あたりの
色相で構成されたまとまりの配色です。

ファッションでしたら、
同系色配色の代表とも言える
ネイビーのスーツブルーシャツ が、
色相によるまとまりの配色です。

「同系色配色は間違いがない」

-などと よく言われるように、
色相によって大変まとまった配色を作ることができます。


次回は、まとまりを得るための
もう一つの方法をご紹介します。


*「カラーコーディネート講座」
  インデックスは こちら



2015年11月17日火曜日

カラーコーディネート実践編-1. 配色のポイントはこれだけ

Photo by Masumi Chiba



















仙台を拠点に活動中の
カラーアドバイザー・色彩講師 千葉真須美です。

ブログ上でのカラーコーディネート講座は、
基礎編に引き続き、いよいよ実践編へと入ります。

*これまでの内容については、
  こちらの インデックス をご覧ください。


さて、複数の色を組み合わせることを
「配色」と言います。

毎日のお洋服選びなどのファッション関連から、
インテリアやフラワー、デザインといった分野においても、
「配色」という行為は欠かせません。

この配色を行う際の色の調整のことを
「カラーコーディネート」 といいます。

色と色とを、どのように調整して組み合わせるのか?

カラーコーディネートにはさまざまな手法がありますが、
私が考える最も重要なポイントは、

まとめるか?
それとも、 きわだたせるか?

たったこれだけです。

「まとめる」 というのは、
共通の要素を持つ色どうしを組み合わせて、
全体の統一感を強調することです。
なじみ感が強く、安定したイメージが得られます。

それに対して、

「きわだたせる」 は、
要素が大きく異なる色どうしを組み合わせて、
色と色の違いを強調することです。
メリハリ感が出て、動的なイメージとなります。

「まとまり」 と 「きわだち」 は対照的なイメージで、
その中間のどちらでもない配色は、
あいまいで印象が弱くなる傾向があります。

まとめるか? きわだたせるか?

この視点からのカラーコーディネート法を
ご紹介してまいります。


*画像はチェコのチェスキークルムロフです。
  赤茶色でまとめられた統一感のある街並みですね。



2015年11月11日水曜日

「カラーコーディネート講座」 インデックス 

Photo by Masumi Chiba


仙台を拠点に活動中の
カラーアドバイザー・色彩講師
千葉真須美です。


ブログ再開ということで、
以前に書き綴っていたブログ上の
 「カラーコーディネート講座」 も
再開し、実践編へと内容を進めて
まいります。

しかし、
前のお話からずいぶんと間が
空いてしまいましたので、
これまでの記事を整理して、
下にインデックスを作りました。





色のトリセツ 「カラーコーディネート講座」 インデックス
(タイトルは該当記事にリンクしています)

Ⅰ. はじめに

  1.   カラーコーディネートはここから始まる
  2.   カラーコーディネートにセンスはいらない

Ⅱ. カラーコーディネートの基本

  1.   色の成り立ち/色の三属性
  2.   色の三属性その1・色相
  3-1. 色の三属性その2・明度
  3-2. 明度による心理への影響
  4.   色の三属性その3・彩度
  5.   三属性の3つめ・彩度」
  6.   色の「トーン」とは?


次回は、「カラーコーディネート実践編」 ということで、
配色のポイントをご説明します。

どうぞお楽しみに!



2015年11月8日日曜日

色彩検定1級・2次試験対策について


Photo by Masumi Chiba

仙台を拠点に活動中の
カラーアドバイザー・色彩講師
千葉真須美です。

今日は
色彩検定冬期検定実施日と
いうことで、受験されたみなさま、
お疲れ様でした。




これまでの緊張から解放され、
今晩はホッとされていることと思います。

しかし、しかし、 1級を受験された方 は、
大変申し上げにくいのですが、
ゆっくりされるのは今晩だけにしてくださいね。

明日からは2次試験に向けて頑張りましょう!

なぜなら、今度は実技試験です。
1次試験とはまた違った対策が必要ですので、
少しでも早く準備を始めましょう。

まずば、2級、3級で登場した色の知識や配色法、
慣用色名などをしっかり見直します。
そして、それらをもとに、問題文の条件に沿った色選びが
スムーズにできるようにならなければなりません。

また、試験時間内に解答を終えられるよう、
カラーカードの切り貼りの練習も大切です。

とはいえ、
2次試験対策の参考書や問題集は大変少なく、
独学で準備をするのは大変なことです。

上の写真は、もう20年も昔、私が2次試験を受けるために
集めたりまとめたりした資料です。とても苦労したので、
捨てることができず、今でも大切にとってあります。

そんな自分の経験をもとに、対策講座と個人指導で
2次試験対策のお手伝いをしています。

講座は、全4回のうち1回目をすでに終了していますが、
途中からの参加も可能です。

「色彩検定1級合格を目指す 2次試験対策講座」

・日 時  第2~4回 11/12、 26、12/10  19:00~21:00
・場 所  仙台駅前アエル
・受講料  残り3回分 19,000円(教材費、消費税込)

個人指導については、お問合せください。

お申込み、お問合せにつきましては、
いずれも、ホームページの「お申込み・お問合せフォーム」、
または下記メールアドレスにお願いいたします。

 ↓ ↓ ↓

千葉真須美 オフィシャル・ウェブサイト

メールアドレス
color.mc@extra.ocn.ne.jp


2次試験までの約1ヶ月、できる限りの準備をして、
色彩検定の頂点を極められるよう 頑張りましょう!!





2015年11月5日木曜日

「色のトリセツ」


仙台を拠点にカラー講座や
カラーコンサルティングを展開中の
千葉真須美です。

2ヶ月近くもの長い間、
ブログをお休みしていました。
こんなに長いお休みは、
アメブロ時代の5年間を含め
初めてのことです。

その間、
遅い夏休みでチェコに出かけたり、
帰国後は講座を行う一方で
ポストカード写真展に参加するなどの
活動を行っていました。
(上の画像は写真展のDMで、
 下は私の出品作の一つです。)
Photo by Masumi Chiba

さて、
ブログを再開するにあたり
タイトルを変えてみました。
新しいタイトルは
 「色のトリセツ」 です。

家電などの身近な道具は、
「取扱説明書」を読まなくても
経験に基づく感覚などで
ある程度使えてしまいます。


私も困った時以外に
あの分厚い冊子を読むことは
あまりありません。

しかし、あらためて手に取り読んでみると、
それまで知らなかった機能や利用法に出会い、
その物をさらに活用することができます。
多少の手間はかかったとしても、
読んでみて損することは決してありません。

もし、色にも 「取扱説明書」 があれば、
色の仕組みやはたらき、効果的な使い方が解ります。

そして、感覚だけで用いる場合よりも、
色を私たちの毎日の中でもっと活かしたり、
もっと楽しんだりすることができます。

そんな 「色の取扱説明書」 のようなブログでありたいと思い、
タイトルを 「色のトリセツ」 と変更しました。

色の活用に役立つ内容を綴っていきたいと思いますので、
これからもどうぞよろしくお願いいたします。


2015年9月14日月曜日

色彩検定1級対策講座・スケジュール変更のお知らせ

Photo by Masumi Chiba
















仙台を拠点に
カラー講座・コンサルティングを展開中!
理論派カラーアドバイザー・色彩講師の
千葉真須美です。


先週 関東・東北を襲った大雨で被害を受けられた方々に
心からのお見舞いを申し上げます。


この雨の影響で、9月10日に予定していた
「色彩検定1級合格を目指す 1次試験対策講座」の
第3回目を10月28日に延期いたしました。

そのため、今後の開講日は以下の通りとなります。


   (第1・2回は終了)
   第3回目 10月 1日(木)
   第4回目 10月 8日(木)
   第5回目 10月15日(木)
   第6回目 10月22日(木)
   第7回目 10月28日(水)
   第8回目 11月 4日(水)


この講座は途中からの受講も可能です。

10月から約1ヶ月のラストスパートで…とお考えの方、
ご参加をお待ちしております!


■ 色彩検定1級合格を目指す
  1次試験対策講座、2次試験対策講座
  詳細は こちら

2015年8月31日月曜日

カラーコーディネートの基本-5. 色の「トーン」とは?

Photo by Masumi Chiba















仙台を拠点に
カラー講座・コンサルティングを展開中!
理論派カラーアドバイザー・色彩講師の
千葉真須美です。

ブログでの 「カラーコーディネート講座」
今回の12回目で基本編は最後となります。

テーマは色の 「トーン」 についてです。


「トーン」 とは何か?

「ちょっとトーンを変えてみましょう!」 ―なんて、
ファッション・コーディネートや ヘア・カラーリングの際に
耳にされたことはありませんか?

トーンとは、「色調」 のことです。

具体的にいうと、
これまでにご説明した 「明度」 と 「彩度」 の組み合わせです。

下の図は、トーンが変化すると、
色はどのように変化するかを表したもので、
赤のトーンのバリエーションが示されています。
















図の縦軸は明度(色の明るさ)を表し、
上にいくほど明るい色となります。
横軸は彩度(色の鮮やかさ)で、
右にいくほど鮮やかな色となります。

右端の赤は最も鮮やかな色(=純色)です。
明度は中位に位置していますね。
この赤を基準に考えると・・・

左上の淡いピンク色は、
赤の明度を高くすると同時に、彩度を低くした色です。

また、左下のチョコレート色は、
赤の明度と彩度の両方を低くした色です。

ピンク色も、チョコレート色も、
じつは赤のトーンを変化させた色で、
赤のバリエーションの一つということができます。

このように、 「トーンを変える」 ということは、
一つの色相(色み)の明るさや鮮やかさを変えることです。

赤をオレンジ色に近づけたり、赤紫色に近づけたりすることは、
色相を変えることですので、トーンを変えることにはなりません。

しかし、実際にファッションやヘアカラーなどにおいては、
色相の変化も含めて、色のニュアンスを変える場合に
「トーンを変える」と表現されることが多いようです。

それでも、色を扱うためには、
「トーンとは何か?」 という概念を
しっかりおさえていただきたいと思います。



■関連記事
「カラーコーディネートの基本 ~ 色の取説/色の成り立ち」
「カラーコーディネートの基本~色相で大切な2つのこと」
「カラーコーディネートの基本~色の三属性の2つめ・明度」
「カラーコーディネートの基本~明度による心理への影響」
「カラーコーディネートの基本~三属性の3つめ・彩度」

2015年8月24日月曜日

カラーコーディネートの基本-4. 色の三属性その3・ 彩度

Photo by Masumi Chiba

















仙台を拠点に
カラー講座・コンサルティングを展開中!
理論派カラーアドバイザー・色彩講師の
千葉真須美です。

ブログでの「カラーコーディネート講座」も
本日で11回目となります。

今日は、前回までにご紹介した色の三属性で、
色相、明度に続く3つ目の 彩度 についてです。

彩度 とは色の鮮やかさのことです。

ビビッドカラーのように色鮮やかであれば「彩度が高い」、
色みがあまり感じられない場合には「彩度が低い」と表現します。

加えて、白、グレー、黒の無彩色は、
色みが全くありませんので、彩度は「 0(ゼロ)」です。
「 無・彩・色 」という名前の通りですね。 

因みに写真のネムの花は、
花弁の先端から付け根にかけて、
高彩度から低彩度へと彩度が変化しています。

この彩度は 派手さ に大きく関わっています。

高彩度色は派手に、低彩度色は地味に感じられます。

ですから、ファッションやインテリア、ウェブデザインなどで、
「ちょっと派手だな…。」と感じる時には、
彩度を少し下げることで派手さを抑えることができます。
反対に、少々地味な場合には、彩度を上げればよいのです。

派手⇔地味 という尺度に関しては、
色相や明度を変えるよりも、彩度での調節が効果的です。

彩度という視点を持つことで、
カラーコーディネートの幅はぐっと広がります。


■関連記事
「カラーコーディネートにセンスはいらない」
「カラーコーディネートの基本 ~ 色の取説/色の成り立ち」
「カラーコーディネートの基本~色相で大切な2つのこと」
「カラーコーディネートの基本~色の三属性の2つめ・明度」
「カラーコーディネートの基本~明度による心理への影響」

2015年8月17日月曜日

カラーコーディネートの基本-3-2. 明度による心理への影響

Photo by Masumi Chiba

仙台を拠点に
カラー講座・コンサルティングを展開中!
理論派カラーアドバイザー・色彩講師の
千葉真須美です。

お盆などで、
ちょっと間があいてしまいましたが、
「カラーコーディネート講座」
続きをお送りします。


色の三属性の一つ 明度(色の明るさ)について、押さえていただきたいことの2つ目、それは・・・

 明度 による 心理効果  です。

心理効果、-つまり、
目にしたものがどのように見えるか?
という、色の見え方・感じ方です。

明度によって、対象物の見え方がどのように変化するか、
代表的な例を3つご紹介します。


1. 大きさの感覚への影響

明度が高い色は、大きく膨張して見えます。
明度が低い色は、小さく収縮して見えます。

よく、白い服は太って、黒い服はやせて見える、なんて言いますね。
ズバリ、そのことです。
「白・黒」 という具体的な色ではなく、
「明るい色・暗い色」 と明度で捉えてください。

2. 重さの感覚への影響

明度が高い色は、軽く見えます。
明度が低い色は、重く見えます。

室内の配色では、天井は明るい色に、
床は天井や壁よりも暗い色に-という組み合わせが一般的です。
これは、軽く見えるものが上に、重く見えるものが下にある方が、
安定感が得られるからです。

3.質感への影響

明度が高い色は、柔らかく見えます。
明度が低い色は、硬く見えます。

上の写真の淡いピンクの花は、
背後の濃いピンクの花よりも柔らかに見えますね。
後ろの花をぼかして撮っていますが、
それでもやはり淡いピンクのほうが柔らかく感じます。


このように、同じ大きさ、同じ重量、同じ柔らかさ・硬さであっても、
色の明度が変わると見た目の印象が違ってきます。

ですから、
大きく見せたいから明るい色に、硬く見せたいから暗い色に・・・などと、

2015年8月6日木曜日

カラーコーディネートの基本-3-1. 色の三属性その2・ 明度

Photo by Masumi Chiba














仙台を拠点に
カラー講座・コンサルティングを展開中!
理論派カラーアドバイザー・色彩講師の
千葉真須美です。

「カラーコーディネート講座」 の続きです。
今回は、色を構成する3つの要素(色の三属性)の2つめ、
明度 についてご説明します。

明度 とは、色の明るさの度合いです。

色が明るい場合は 「明度が高い」 、
暗い場合には 「明度が低い」 と表現します。

全ての色の中で、最も明るい色は 白 、
反対に最も暗い色は 黒 です。

ですから、白に近づけば近づくほど 色は明るくなりますし、
黒に近づけば近づくほど 暗い色になっていきます。


この明度は、
次の2つの色彩効果に大きく関わっています。

1つめは、
配色による メリハリ感・きわだち感 です。

前に登場した色相や、後でご説明する彩度を用いて
メリハリ感・きわだち感を作ることも可能です。

しかし、明度を使うのが最も効果的です。

隣り合う色の明度差を大きくすることで、
メリハリ感・きわだち感が非常に強くなります。

例えば、ネイビーブルーのスーツを着る時は、
ライトブルーのシャツよりも 真っ白なシャツの方が、
明るさの差が大きくなり、メリハリ感が強まります。
その結果、より キリリッ!とした印象になります。

また、文書や資料の文字の読みやすさ、図形の見えやすさも、
明度によるきわだち感でコントロールできます。

この場合は、対象となる文字や図形の色と、
背景の色との明度差を大きくします。
すると、文字や図形がきわだち、認識しやすくなります。

明度差が最大になるのは、
最も明るい色=白と、最も暗い色=黒 の組み合わせです。

普段よく目にする 白地+黒文字 は、
文字が最も見えやすい組み合わせなのです。

*ただし、パソコンのモニターなど光を発するものでの
  白地+黒文字 は、眼への刺激が強く感じられます。

  そこで、ウェブなどでは、
  白地+ ダークグレー の文字で明度差を少々抑えた方が
  見やすくなります。


続く 2つめは、次回の記事で…。



2015年8月3日月曜日

カラーの活用能力を証明するのが 「色彩検定」 です

Photo by Masumi Chiba















仙台を拠点に
カラー講座・コンサルティングを展開中!
理論派カラーアドバイザー・色彩講師の
千葉真須美です。

今日は 「カラーコーディネート講座」 をお休みして、
カラーの活用能力を証明する検定試験 「色彩検定」 についてです。

「カラーの試験を受けてみたいのですが、
 どの試験が良いですか?」

というご質問を受けた時、
私が最初におすすめするのは 色彩検定 です。

近年カラーに関する資格がずいぶんと増えてきましたが、
歴史、知名度、人気などにおいて NO.1 といえるのは、
この文部科学省後援の技能検定である 色彩検定 です。

あなたも 色彩検定 にチャレンジしてみませんか?


色彩検定には 1級、 2級、 3級 の3つのレベルがあります。

3級 は、
カラーに関する基本的な事柄を理解しているというレベル。

・ カラーについて学びたいけれど、何から始めたらよいのか分らない
・ カラーを基礎からしっかり学びたい ・・・

という方には、3級の学習がおすすめです。


2級 は、
カラーの知識に加え、配色などの技能を持っているレベルです。

・ カラーの技能を仕事に活かしたい
・ 配色技法など実践力を身につけたい ・・・

という方におすすめします。


1級 は、
カラーに関する幅広い知識と技能を持っているレベルです。

・ 主にカラーを取り扱う仕事をしたい
・ カラーの講師になりたい ・・・

という方は、ここまで到達したいですね。


色彩検定は、
試験勉強を通して 色の知識や技能を身につけ、
合格することで 「ここまで理解しています・できます」 という
証明ができる、一石二鳥のチャンスです!



次回試験実施日
■ 11月  8日(日) 1級1次試験 ・ 2級 ・ 3級 
■ 12月13日(日) 1級2次試験 

受験申込み受付期間
■8月10日(月)~10月1日(木)*ネット申込みは10月8日(木)



*1級受験をお考えの方に・・・

・ 色彩検定1級合格を目指す 1次試験対策講座(全8回)
・ 色彩検定1級合格を目指す 2次試験対策講座(全4回)

  ・詳細は こちらのウエブサイト をご覧ください。



2015年7月31日金曜日

カラーコーディネートの基本-2. 色の三属性その1・ 色相

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仙台を拠点に
カラー講座・コンサルティングを展開中!
理論派カラーアドバイザー・色彩講師の
千葉真須美です。

本日の 「カラーコーディネート講座」 は、
色を構成する3つの要素(色の三属性)の一つ 「色相」 についてです。

色相とは、
赤、 青、 黄、 緑、 紫  …
といった色みのことです。

この色相を円状に並べたものを 「色相環」 といいます。
下の図のような、その名の通りの 色相の環(輪) です。

[色相環]
















色相環上の色は、ちょうど虹色の順番に並んでいます。

虹の7色は外側から順に

赤、橙(だいだい)、黄、緑、青、藍、紫 。

図の色相環は、
左側の赤から虹色と同じ順番で色が並び、
紫と赤の間に、虹には存在しない赤紫があることで
環状につながっています。

また、それぞれの色は変化の度合いが、
見た目で等しくなるように12分割されています。

さて、この色相および色相環について、
おさえておきたいことが2つあります。


1つ目は、 「暖色」 と 「寒色」 です。

色の中には、暖かい感じがする色(暖色)と、
冷たい感じがする色(寒色)があります。

暖色は、この色相環上で、
左側の赤から時計回りで黄までの色相です。

寒色は、同じく、右側の青緑から青までの色相です。

それ以外の 黄緑・緑と、 青紫・紫・赤紫は、
温かさも冷たさも感じない色(中性色)です。

暖色と寒色、中性色という分類は、
カラーイメージを中心によく用いられています。


2つ目は、
色相環上の位置関係は配色に利用できるということです。

色相環上で、隣り合う色や、距離の近い色を組み合わせると、
よくなじんで、まとまり感の強い配色となります。

例えば、黄と黄緑、黄と黄みのだいだい などです。

反対に、色相環上で距離の遠い色、
すなわち中心を通って向かい側にある色は、
お互いを引き立て合い、きわだち感の強い配色となります。

例えば、黄と青紫、黄と青、黄と紫 などです。

色と色とをまとめたいとき、あるいはきわだたせたいときに、
色相環での位置関係は色選びの大きなヒントとなります。


この2つは、
カラーコーディネートでの応用範囲が大変広いので、
しっかりと記憶にとどめておいてくださいね。

この後のカラーコーディネート講座でも
たびたび登場します。


■関連記事
「カラーコーディネートはここからはじまる」
「カラーコーディネートにセンスはいらない」
「カラーコーディネートの基本 ~ 色の取説/色の成り立ち」

2015年7月27日月曜日

カラーコーディネートの基本-1. 色の成り立ち/色の三属性

Photo by Masumi Chiba
















仙台を拠点に
カラー講座・コンサルティングを展開中!
理論派カラーアドバイザー・色彩講師の
千葉真須美です。

ブログでの 「カラーコーディネート講座」
今回からはカラーコーディネートに必要な色の知識についてです。

前回の記事でお伝えした通り、
カラーコーディネートにセンスは必要ありません。

しかし、色に関する知識は必要です。

なぜなら、知識があれば、
目的に合わせた色や配色方法を選ぶことができるからです。

色は 「道具」 であると考えてください。

新しい道具を手にしたとき、
まずは、各部の名称や働き、使い方などが分からなければ、
上手に活用するのは難しいですよね。

そこで役に立つのが 「取説(取扱説明書)」 です。

少々面倒くさくても、初めに取説を読んでおけば、
機能を活かした使い方や、効率の良い使い方ができます。

これからお伝えする色の知識は、
「色の取説」 という感覚でお読みいただければと思います。

*色彩検定で採用されている
  PCCS(日本色研配色体系)をもとにご説明します。
 


1 色の成り立ち

私たちの身の回りには、何十万、何百万という色が存在します。
それらは全て3つの要素から成り立っています。

その要素とは

・色 相  (色み)
・明 度  (明るさ)
・彩 度  (色の鮮やかさ)

この3つです。

これを色彩用語では 「色の三属性」 といいます。

この3つの要素をさまざまに変化させることによって、
全ての色は作り出されています。

色相、 明度、 彩度

この3つは色の基本中の基本ですので、
しっかりと覚えてくださいね。

次回は各要素について、詳しく見ていきます。



■関連記事
「カラーコーディネートが果たす役割で最も身近なことは…」
「カラーコーディネートは美しさのためだけではありません」
「ビジネスに活かすカラーコーディネート」
「カラーコーディネートはここからはじまる」
「カラーコーディネートにセンスはいらない」

2015年7月22日水曜日

はじめに-2. カラーコーディネートにセンスはいらない

Photo by Masumi Chiba
















仙台を拠点に
カラー講座・コンサルティングを展開中!
理論派カラーアドバイザー・色彩講師の
千葉真須美です。

ブログ上での「カラーコーディネート講座」、
前回の記事では、
目的を明確にすることから カラーコーディネートは始まる
ことをお伝えしました。

さて、
カラーコーディネートの具体的な目的が決まったとします。

例えば・・・

・ 知的で落ち着いた印象を与えるファッションにしたい。
・ ナチュラルかつシンプルでくつろげる部屋にしたい。
・ お客さまがワクワクするような楽しさいっぱいのチラシを作りたい。

などというように。

次は、
目的に合わせた色、あるいは色の組み合わせ方(配色方法)を選んで、
実行します。

手順はこれだけ。

非常にシンプルです。

あとは、
どの色が適しているか?
どの組み合わせが効果的か?
という 「知識」 さえあれば、
誰にでもカラーコーディネートはできます。

「私には色のセンスが無いから…。」

-と、おっしゃる方が時々いらっしゃいますが、
センス無しでもカラーコーディネートはできるのです。

目的をはっきりさせ、適した色や配色方法を選ぶ。
また、選ぶために色の特性や、配色方法などの知識を得る。 

これでOK!

カラーコーディネートはセンスではなく、
理論(りくつ)です。

そして、このように理論で色を選んでいくうちに、
センス(感覚)は自然と磨かれていきます。

カラーは、あなたの目的を達成するための道具です。

選び方、使い方を知って、
あなたのビジネスや暮らしのために役立ててください。


次回からは、
カラーコーディネートに必要な色の知識を
お伝えしていきたいと思います。



■関連記事
「なぜ カラーコーディネートは必要とされるのでしょう?」
「カラーコーディネートが果たす役割で最も身近なことは…」
「カラーコーディネートは美しさのためだけではありません」
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「カラーコーディネートはここからはじまる」

2015年7月20日月曜日

はじめに-1. カラーコーディネートはここから始まる


Photo by Masumi Chiba

仙台を拠点に、カラー講座・
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理論派カラーアドバイザー・
色彩講師の 千葉真須美です。


ブログ上での
「カラーコーディネート講座」
ここからはしっかり順序立てて
話を進めてまいります。





カラーコーディネートは、
何から始めたら良いでしょうか?

カラーコーディネートを行う時、まず最初に行うべきこと、
それは 目的の設定 です。

どのような目的で色をコーディネートするのか?

この点が明確でないと、
効果的なカラーコーディネートはできません。

私はお客様から、
「この色には何色が合いますか?」 
というご質問を受けることがあります。

このご質問は、非常に漠然としています。

例えば、
「美味しいお店を教えてください。」
というご質問と同じです。

「美味しいお店を教えてください。」

そう言われた時、
あなただったら何とお答えしますか?

お店をご紹介する前に、きっと、
「どんなお料理がお好きですか?」
「どんな雰囲気のお店が良いでしょう?」
「ご予算は?」
などとご質問されるのではないでしょうか。

相手の方の好みや、シチュエーション、予算など、
具体的な条件や目的が分からなければ、
的確なお答えはできないですよね。

それと同じです。

私が 「この色には何色が合いますか?」 と尋ねられた場合も、
それによって どうしたいか? どうなりたいか?
という目的をお聞きします。

もし、ファッションカラーの場合でしたら、
「どんな感じにしたいのですか?」 と。

女らしく(男っぽく)見せたい、
若々しく見せたい、
体型をスッキリ見せたいなど、
何かしら目指すスタイルがあると思います。

その目的を知って、
初めて 「合う色」 を選ぶことができます。

ですから、
カラーコーディネートによって 何をしたいのか? 何を得たいのか?
最初にその点をはっきりさせましょう。

目的を明確にすることから、
カラーコーディネートは始まります。



■関連記事
「なぜ カラーコーディネートは必要とされるのでしょう?」
「カラーコーディネートが果たす役割で最も身近なことは…」
「カラーコーディネートは美しさのためだけではありません」
・ 「ビジネスに活かすカラーコーディネート」



2015年7月16日木曜日

ビジネスに活かすカラーコーディネート

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理論派カラーアドバイザー・
色彩講師の 千葉真須美です。

ブログ上での
「カラーコーディネート講座」

今回は、ビジネスにおいて
カラーコーデョネートをどのように
活用できるかを取り上げます。

前々回の「美しさ」 をつくる役割も、
前回の 「快適さ・機能アップ」 を
果たす役割も、共にビジネスで
活かすことが可能です。
-というより、
ビジネスで必要とされる役割ですね。


例えば、
「美しさ」 なら、商品パッケージやディスプレイ、広告や資料などに、
「快適さ・機能アップ」 もオフィス、店舗、工場などにと、
幅広い分野でカラーコーディネートが活躍します。

では、ちょっと視点を変えてみましょう。

ビジネス活動において重要なことの一つに
目立つこと が挙げられます。

お客様の目を引き、存在を認識してもらうことは、
ビジネスの第一歩とも言えます。

では、目立つためのカラーリングとは?

派手な色を用いることでしょうか?

それも間違いではありません。

しかし、どんなに派手な色を用いても、周りも派手な色であれば、
その中に埋もれて目立たなくなってしまいますよね?

そうです!

目立つためには、 派手な色であることよりも、
周りの色と違う色 であることが重要なのです。

そこで、周囲の色とのコーディネート(調整)が必要となります。

写真中央のカフェは、
外壁の色自体はそんなに派手ではありませんが、
辺りのベージュ色の建物の中ではとても目立っています。

このように 「色で差をつける」 ことも、
カラーコーディネートの役割といえます。


カラーコーディネートの役割については。
まだまだ色々な例がありますが、ひとまずこのへんにして、
次回はカラーコーディネートの方法に話を進めていきたいと思います。

どうぞお楽しみに!



■関連記事
「なぜ カラーコーディネートは必要とされるのでしょう?」
「カラーコーディネートが果たす役割で最も身近なことは…」
「カラーコーディネートは美しさのためだけではありません」

2015年7月15日水曜日

カラーコーディネートは美しさのためだけではありません

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カラー講座・コンサルティングを展開中!
理論派カラーアドバイザー・色彩講師の
千葉真須美です。

ブログ上での
「カラーコーディネート講座」
前回は、カラーコーデョネートが果たす
役割として、美しさを作るという点を
挙げました。

今日は、その他のカラーコーディネートの
役割について、インテリアを例にご紹介し
たいと思います。

インテリアのカラーコーディネートも、
まずは美しさが求められますが、
その他にも、このような効果を得ることが
可能です。



まずは、快適な空間づくり。

ホッとやすらげる落ち着いた雰囲気を演出したり、
今のような暑い季節には、色で涼しげな空間をつくることができます。

色には体感温度 (実際の室温でなく、肌で感じる温度) を
変える作用がありますので、省エネにも役立ちます。

また、色を利用した視覚効果で、
部屋の奥行き感じさせたり、天井を高く見せるたりと、
室内空間を実物と変えて見せることも可能です。

それから、
部屋の用途に合わせたカラーコーディネートも効果的です。

例えば、リビングはリラックスできる配色に。

ダイニングは楽しく、美味しく食事ができるように色使いで。

勉強部屋や仕事部屋は、集中力が高まる色、など。

このように、インテリアのカラーコーディネートは、
空間の 快適さや機能を高めること にも役立つのです。

よりよい暮らしのためには、
目的に応じたカラーコ-ディネートが欠かせませんね。


次回は、ビジネスシーンにおけるカラーコーディネートについて
取り上げたいと思います。


■関連記事
「なぜ カラーコーディネートは必要とされるのでしょう?」
「カラーコーディネートが果たす役割で最も身近なことは…」

2015年7月14日火曜日

カラーコーディネートが果たす役割で最も身近なことは・・・

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仙台を拠点に
カラー講座・コンサルティングを展開中!
理論派カラーアドバイザー・色彩講師の千葉真須美です。

ブログ上での「カラーコーディネート講座」、
第1回目の「なぜ カラーコーディネートは必要とされるのでしょう?」に
引き続き、第2回目のテーマは、カラーコーディネートは実際にどんな
役割を果たしているか?という点です。


「カラーコーディネート」というと、
あなたは、どんなこと、あるいはどんな分野を思い浮かべますか?

「カラーコーディネート」と聞いて最初に思いつくこと、
それは ファッション ではないでしょうか?

「より素敵に、より美しく見せるには、
どの色と どの色を組み合わせたら良いかしら?」

- なんて、頭を悩ませることは少なくないと思います。

そう、

「素敵」 や 「美しさ」 を得る上で、
カラーコーディネートは欠かせません。

ファッションは、さまざまなアイテムによって構成されます。

例えば、シャツやカットソーなどのトップス、
パンツやスカートなどのボトムス、
その上にジャケットやコート類が加わることもあります。

そして、バッグ、シューズ、ベルト、ネクタイやスカーフ、
アクセサリーなどの小物類も。

これら一つ一つの色彩をコーディネート(調整)してまとめれば、
全体として美しい着こなしとなります。

すると、「 1+1=2 」 にとどまらず、
「 1+1 」 が 「3」 にも 「4」 にもなり得ます。

カラーコーディネートによって、
さらなる美しさ を得ることができるのです。

反対に、いくら一つ一つの色彩が美しくても、
全体のまとまりがなければ、
「 1+1 」 が 「1」 だったり、「0」 だったり、
場合によってはマイナスになってしまう可能性もあります。

色は一色ではなく、その他の色と共に存在しています。
だからこそ調整が必要です。

ファッションだけに限らず、美しさを作る上で、
カラーコーディネートは重要な役割を果たしているのです。


カラーコーディネートが果たす役割はそれだけではありません。
その他の例は、次回の記事でご紹介いたします。


■関連記事 「なぜ カラーコーディネートは必要とされるのでしょう?」

2015年7月12日日曜日

なぜ カラーコーディネートは必要とされるのでしょう?

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仙台を拠点に
カラー講座・コンサルティングを展開中!
理論派カラーアドバイザー・色彩講師の
千葉真須美です。

カラーに興味がある!

カラーを勉強してみたい!

-というあなたのために、
今回から
カラーコーディネートに関するお話を
少し順序立てて記していこうと思います。

ビジネスやファッション、暮らしの中での
カラー活用のヒントになれば幸いです。





まずはじめに、

なぜ カラーコーディネートは必要とされているのか?

カラーコーディネートが必要な理由を考えてみましょう。

コーディネート( coordinate ) とは、
「各部を調整し、全体をまとめること」 という意味です。

ですから、カラーコーディネートは、
「各部の色の調節をして、全体をまとめるということ」 になりますね。

それでは、なぜ調整が必要なのでしょう?

その答えは…

あなたの周りを見渡してみてください。

視界の中に、
いったい何色の色が存在しているでしょう?

人は一日のうちに
平均約十万色もの色を見ているといわれています。

私たちの身の回りには、
それだけたくさんの色が溢れているのです。

そして、
それらは一色だけ単独でそこにあるわけではなく、
たくさんの他の色と隣り合ったり、
囲んだり、囲まれたりしながら存在しています。

ファッションも、インテリアも、その他のものも、
一色だけで成り立っていることはほとんどありません。

そこで 「調整」 が必要となります。

たくさんの色を調整し、全体をまとめることで、
さらなる美しさや快適さをもたらしたい。

それを実現するために、
カラーコーディネートは必要とされているのです。


次回は、
カラーコーディネートは実際にどんな役割を果たしているかを
具体的にご紹介してきたいと思います。



2015年7月11日土曜日

カラー使いも学べます! ビーズアクセサリーフェア@仙台


仙台を拠点に
カラー講座やコンサルティングを展開中!
カラーアドバイザー・色彩講師の
千葉真須美です。

今日は、カラーコーディネートの
良いお勉強になるイベント、
ビーズアクセサリーフェアのご紹介です。

ビーズアクセサリーの魅力は
何といっても 「色」 にあると思います。

ビーズのカラーは大変多彩で、
質感も、透明だったり、マットだったりと、
多種多様です。

その中から選び出した一つぶ一つぶを
組み合わせていくことで、
新たな 「配色の美」 が作り出されます。

ですから、

どんな色を どのように組み合わせているか?

その点に注目して見ると、
とても良い配色の勉強になります。

逆の見方をすると、
ビーズのカラー選びとコーディネートは、
作家さんの腕の見せどころですね!

じつは、私の配色講座にも
ビーズアクセサリーの作家さんで、
お教室も開いていらっしゃる方が参加されていました。

女性らしい愛らしさを感じる配色がお得意の方で、
その方も今回のイベントに出品されます。

当然 私も見に行きます!

ビーズアクセサリーフェア は、
7月29日(水) から 8月4日(火) まで仙台三越で開催です。

ぜひお見逃しなく!



2015年7月10日金曜日

色選びのポイントを変えて~続・ベアのカラーコーディネート

Photo by Masumi Chiba
















仙台を拠点に
カラー講座やコンサルティングを展開している
カラーアドバイザー・色彩講師の 千葉真須美 です。

前回の記事 では、ピンクをメインに、
ソフトで女の子らしくコーディネートした
テディ・ベアをご紹介しました。

今日は、前回のベアと同時進行で、
全く逆のコーディネートを行ったベア(写真)をご紹介します。

このベアの特徴は、次の2点です。

・ イエロー系のボディに、イエローブラウンの鼻
・ 前回のベアよりもシャープな顔立ちで
  どちらかというと男の子っぽい雰囲気

そこで、少しメリハリ感を出して、
元気なイメージに仕上げることにしました。

選んだ色は ブルー
イエローの補色に近いので、
ボディカラーに対しきわだち感が生じる色です。

また、イエローをより美しく見せる色でもあります。

リボンとメダイユ(ペンダントトップ)は、
鮮やかで光沢の強いものをセレクトし、
アクセサリーのポイントとしました。

そして、それらとボディカラーをつなぐように、
コサージュ類は ソフトなブルー や、
ボディと同系色の マスタードイエロー などで
まとめてみました。

ボディと同系色でまとまり感を出し、
優しいイメージを演出した前回のベア。

それに対し、今回のベアは
ボディと補色できわだち感を出し、
元気なイメージを演出しました。


これらを含め、合計3体のテディ・ベアのカラーコーディネートという
大変めずらしい機会をいただいたわけですが、
ご依頼主の作家さんは、現在カラーのお勉強中ですので、
これからは全てご自分でコーディネートされることと思います。
(頑張ってくださいね!)

テディ・ベアづくりに限らず、
ものづくりを行っていらっしゃる方には、
カラーのお勉強をおすすめします!




2015年7月9日木曜日

やさしい色選びがポイント~カラーコーディネートの実例

Photo by Masumi Chiba
仙台を拠点にカラー講座や
コンサルティングを行っております
カラーアドバイザー・色彩講師の 
                    千葉真須美 です。

今日は、私がこれまで行った
カラーコーディネートの中で、
ちょっと変わった例をご紹介します。

私がコーディネートしたのは、
なんと

このベアちゃんです!

テディ・ベア作家さんのご依頼で、
3体のベアのデコレーションを
行いました。

その中の1体がこちらです。



このベアの特徴は

・ ほんのりとしたピンクベージュのボディ
・ 優しく女の子らしい印象の顔立ち

-この2点です。

これらを活かすために、
ピンクを基調としたソフトなカラーリングを考えました。

ボディカラーによくなじむ スモーキーピンク を中心に、
リボンやショルダー・コサージュ、パールで白をプラス。

この白は、ソフトな雰囲気を壊さぬよう、
キリッとした真っ白ではなく オフホワイト をセレクト。

しかし、これだけではちょっとぼんやりとしてしまいますので、
アクセントカラーとしてコサージュの中に
ワインレッドグリーン を加えました。

ワインレッドはピンクと同系色ですので、
存在感を示しながらも同調します。

グリーンはピンク系の補色に近い色なので、
きわだち感が生まれ、良いスパイスとなります。

同時に、グリーンを用いることで
ナチュラルな雰囲気も加えました。

このように色を選んでいき、
写真のベアのカラーコディネートが完成しました。

初体験の テディ・ベア カラーコーディネート でしたが、
色選びの手順やコツは、人やその他のものと同じです。

カラーテクニックは幅広い分野で活用できるのです!

2015年7月8日水曜日

カラーイメージづくりでは トーンが重要

Photo by Masumi Chiba
仙台を拠点に活動を展開している
カラーアドバイザー・色彩講師の 
                      千葉真須美 です。

前回の記事
「ソフトピンクのやわらかイメージで
 可愛さをプラス」 では、
ソフトピンクを用いることで、
全体のイメージが柔らかくなっている
例をご紹介しました。

この記事の中で、
ただの「ピンク」ではなく
ソフトピンク 」 と いちいち書いてい
たことにお気づきでしたでしょうか?

じつは、「ソフト」 と付け加えていたの
には理由があります。




ピンクなら優しく見えるか?

-というと、
じつはそうではないんですね。

一言で 「ピンク」 といっても、さまざまなピンクがあります。

前回と今回の写真のような  ソフトなピンク  は優しいイメージですが、
これよりも 鮮やかさが増したピンク は、
快活なイメージが少し加わって、キュートな印象になります。

さらに鮮やかさが強まり ビビッドピンク になると、
もう優しいイメージはほとんどありません。
あでやかで官能的、そして妖しさまでも感じます。
(しかも、文字が読みにくくてすみません。)

このように、同じ色みであっても、
トーン(=色調)によって大きくイメージが変わります。

ですから、イメージづくりには、トーン選びが重要なのです。

赤や青といった色みも大切ですが、
是非トーンにも注目をして、色を選んでみてくださいね。


■ 関連記事  「ソフトピンクのやわらかイメージで可愛さをプラス」 

2015年7月6日月曜日

ソフトピンクのやわらかイメージで可愛さをプラス

Photo by Masumi Chiba
ご覧くださって、ありがとうございます!
仙台を拠点に活動中の
カラーアドバイザー・色彩講師 
                          千葉真須美 です。


書店で平積みになっている本の中から、
思わず手に取ってしまった文庫本。
内館牧子さんのエッセイ集
「女盛りは意地悪盛り」 です。

表紙に描かれている、
睨みつけるような鋭い眼をした
ネコの表情が何とも言えません。

硬い表情ながら
どこかユーモラスで可愛く見えるのは、
全体の7~8割を占める
ソフトピンク の効果です。



想像してみてください。

もしも、このピンクの代わりに、青や紫、黒などが使われていたら
どんなイメージになるでしょう?

きっと、冷たさや、怪しげな雰囲気が強調されて、
タイトル通りに意地悪で怖い印象になることと思います。

そうなってしまわないのは、ソフトピンク のおかげ。

どこか硬い部分があっても、
優しい色合いを用いることで、
柔らかい印象に変えることができるのです。

このエッセイ自体も、
内館さんらしい鋭くてハッキリとした物言いでありながら、
全編を通してユーモアや大らかさを感じる内容。

ちょっぴりのハードさと、全体を包むソフトさで、
表紙も中身も魅力的な作品だと思いました。



2015年7月1日水曜日

はじめまして

Photo by Masumi Chiba
このサイトをご覧くださって、
ありがとうございます!

仙台を拠点に
カラーアドバイザー・色彩講師として活動中の
千葉真須美 です。

あなたのお仕事や暮らしを
ワンランクアップさせるための
「ツール」 として

色を もっとご活用いただきたい


-そんな思いで
カラーコンサルティングや、講座・セミナーに
取り組んでいます。


このブログでは、
カラー活用法やカラーセンスアップのためのヒントを中心に、
さまざまな色の情報や、カラー講座・イベントのご案内なども
お伝えしてまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。