2019年4月7日日曜日

カラーカード(配色カード)の使い方 ~1.カードの構成(1)

photo by Masumi Chiba


ご覧下さってありがとうございます。
色彩講師・カラーリストの 千葉真須美です。

前回の記事でお伝えしました通り、
今回はカラーカードについて取り上げます。



カラーカードの正式名は、
日本色研
「新配色カード199a」で、
お値段は780円(税別) です。

ビニール袋に入った状態で
書店や画材屋さんなどで
販売されています。



このカードには
赤、青、黄…といった
色名が記載されていません。

カードの裏面に
プリントされている記号
(写真のカードでは dp4 )
が色を表しています。




まずは、色の基本のおさらいと共に
この記号の読み取り方をご説明します。


色は、
色相(色み)明度(明るさ)彩度(鮮やかさ)
3つの要素によって成り立っています。

また、明度と彩度の組合せを トーン といいます。
トーン=明度+彩度 ですから、
トーンと色相で色を表示することができます

カラーカードの裏の記号は、
この トーンと色相 を表しています。
アルファベット=トーン、 数字=色相 です。

写真のカードに記されている dp4 は、
トーンが dp、色相が 4 ということになりますね。

では次に、それぞれの数字が示す色相と、
それぞれのアルファベットが示すトーンです。


◆ 数字が示す色相

色彩検定等で採用されているPCCS(日本色研配色体系)では
色相を24に分割して1~24までの番号で表しています。

それぞれの番号(=色相番号)が示す色相名は次の通りです。

  1  紫みの赤      13  青みの緑         
  2  赤         14  青緑   
  3  黄みの赤      15  青緑
  4  赤みのだいだい   16  緑みの青
  5  だいだい      17  青  
  6  黄みのだいだい   18  青
  7  赤みの黄      19  紫みの青
  8  黄         20  青紫
  9  緑みの黄      21  青みの紫
10  黄緑        22  紫
11  黄みの緑      23  赤みの紫
12  緑         24  赤紫

カードに記載された数字はこの番号にあたります。
2番なら赤、8番なら黄です。
(*青緑と青は、これ以上分けられないため
  数字が2つ存在しています。)



因みに
色相を並べて円にしたものを
色相環といいます。
図の色相環では24色のうち
偶数番号の色だけ
表されています。

偶数最初の数字である2番の
赤は時計の9時の位置にあり、
時計回りで数字が増えていき
8時の位置=24番の赤紫で
終わるという順番です。




◆ アルファベットが示すトーン

アルファベットはトーンの記号(略号)です。
トーンとは前述の通り明度と彩度の組合せで、
下のトーンマップのように表されます。























それぞれの円の中央に記されているのが
トーンの名前と記号で、次の12種類です。


v   ビビッドトーン *純色
b   ブライトトーン
s   ストロングトーン
dp   ディープトーン
lt    ライトトーン
sf    ソフトトーン
d     ダルトーン
dk   ダークトーン
p   ペールトーン
ltg   ライトグレイッシュトーン
g   グレイッシュトーン
dkg  ダークグレイッシュトーン


色相番号とトーンの記号から先ほどの dp4 を読み取ると、
ディープトーンの赤みのだいだい であることが分かります。


dp4 は
こちらの色です。











アルファベットや数字がたくさん出てきて
最初は慣れないかもしれませんが、
色と合わせて見ているうちに頭に入っていくので
大丈夫です。(^^)

長くなりましたので、今回はここまでにします。
次回も引き続きカラーカードについてです。   





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