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| Photo by Masumi Chiba |
ご覧くださって、ありがとうございます。カラーリスト・色彩講師の千葉真須美です。
前回の記事「【本】「女盛りは意地悪盛り」~ソフトピンクが映す可愛さと優しさ」では、ソフトピンクが柔らかいイメージを演出している例をご紹介しました。
この記事の中で、ただの「ピンク」ではなく「ソフトピンク」と限定していたことにお気づきでしたか?「ソフト」と付け加えたのには理由があります。
トーンによって大きく表情を変えるピンク
ピンクなら優しく見えるか? -というと、じつはそうとは限りません。一言で「ピンク」といっても、さまざまなピンクがあります。
前回と今回の写真のような ソフトなピンク は優しいイメージですが、これよりも 鮮やかさが増したピンク は、快活なイメージが加わってキュートな印象になります。
さらに鮮やかさが強まり ビビッドピンク になると、もう優しいイメージはほとんどありません。あでやかで官能的、そして妖しさまでも感じます。
(しかも、文字が読みにくくてすみません。)
このように、同じピンク系であっても、トーン(=色調)によって大きくイメージが変わります。ですから、イメージづくりにはトーン選びが重要なのです。
もちろん赤や青といった色みも大切ですが、トーンの影響も十分に考慮して色をお選びくださいね。
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