2015年7月8日水曜日

カラーイメージはトーンが重要~トーンで変化するピンクの印象

白い花瓶に生けたピンクの花|やわらかなトーンが優しさを感じさせる
Photo by Masumi Chiba

ご覧くださって、ありがとうございます。カラーリスト・色彩講師の千葉真須美です。

前回の記事「【本】「女盛りは意地悪盛り」~ソフトピンクが映す可愛さと優しさ」では、ソフトピンクが柔らかいイメージを演出している例をご紹介しました。

この記事の中で、ただの「ピンク」ではなく「ソフトピンク」と限定していたことにお気づきでしたか?「ソフト」と付け加えたのには理由があります。


トーンによって大きく表情を変えるピンク

ピンクなら優しく見えるか? -というと、じつはそうとは限りません。一言で「ピンク」といっても、さまざまなピンクがあります。

前回と今回の写真のような  ソフトなピンク  は優しいイメージですが、これよりも 鮮やかさが増したピンク は、快活なイメージが加わってキュートな印象になります。

さらに鮮やかさが強まり ビビッドピンク になると、もう優しいイメージはほとんどありません。あでやかで官能的、そして妖しさまでも感じます。
(しかも、文字が読みにくくてすみません。)

このように、同じピンク系であっても、トーン(=色調)によって大きくイメージが変わります。ですから、イメージづくりにはトーン選びが重要なのです。

もちろん赤や青といった色みも大切ですが、トーンの影響も十分に考慮して色をお選びくださいね。


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