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| Photo by Masumi Chiba |
ブログでの 「カラーコーディネート講座」、今回からはカラーコーディネートに必要な色の知識についてです。
色は道具
前回の記事でお伝えした通り、カラーコーディネートにセンスは必要ありません。
しかし、色に関する知識は必要です。なぜなら、知識があれば、目的に合わせた色や配色方法を選ぶことができるからです。
色は 「道具」 であると考えてください。
新しい道具を手にしたとき、まずは、各部の名称や働き、使い方などが分からなければ、上手に活用するのは難しいですよね。
そこで役に立つのが「取説(取扱説明書)」です。少々面倒くさくても、初めに取説を読んでおけば、機能を活かした使い方や、効率の良い使い方ができます。
これからお伝えする色の知識は、「色の取説」 という感覚でお読みいただければと思います。
*色彩検定やカラーコーディネーター検定試験で採用されている
PCCS(日本色研配色体系)をもとにご説明します。
色の成り立ち/色の三属性
1 色の成り立ち
私たちの身の回りには、何十万、何百万という色が存在します。それらは全て3つの要素から成り立っています。その要素とは…
・色 相(色み)
・明 度(明るさ)
・彩 度(色の鮮やかさ)
この3つです。これを色彩用語では 「色の三属性」 といいます。
この3つの要素をさまざまに変化させることによって、全ての色は作り出されています。
色相、明度、彩度
この3つは色の基本中の基本ですので、しっかりと覚えてくださいね。
次回は各要素について、詳しく見ていきます。
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