Photo by Masumi Chiba |
ご覧くださって、ありがとうございます。
カラーリスト・色彩講師の千葉真須美です。
ブログ上でのカラーコーディネート講座は、
基礎編に引き続き、いよいよ実践編へと入ります。
配色のポイントは「まとまり」か「きわだちか」
さて、複数の色を組み合わせることを「配色」と言います。
毎日のお洋服選びなどのファッション関連から、
インテリアやフラワー、デザインといった分野においても、
「配色」という行為は欠かせません。
この配色における色の調整が「カラーコーディネート」 です。
色と色とを、どのように調整して組み合わせるのか?
カラーコーディネートにはさまざまな手法がありますが、
私が考える最も重要なポイントは、
まとめるか?
それとも、きわだたせるか?
たったこれだけです。
「まとめる」 というのは、
共通の要素を持つ色どうしを組み合わせて、
全体の統一感を強調することです。
なじみ感が強く、安定したイメージが得られます。
それに対して、
「きわだたせる」 は、
要素が大きく異なる色どうしを組み合わせて、
色と色の違いを強調することです。
メリハリ感が出て、動的なイメージとなります。
「まとまり」 と 「きわだち」 は対照的なイメージで、
その中間のどちらでもない配色は、
あいまいで印象が弱くなる傾向があります。
まとめるか? きわだたせるか?
この視点からのカラーコーディネート法を
ご紹介してまいります。
*画像はチェコのチェスキークルムロフです。
赤茶色でまとめられた統一感のある街並みですね。