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| Photo by Masumi Chiba |
ブログ上でのカラーコーディネート講座は、基礎編に引き続き、いよいよ実践編へと入ります。
配色のポイントは「まとまり」か「きわだちか」
さて、複数の色を組み合わせることを「配色」と言います。
毎日のお洋服選びなどのファッション関連から、インテリアやフラワー、デザインといった分野においても、「配色」という行為は欠かせません。
この配色における色の調整が「カラーコーディネート」です。
色と色とを、どのように調整して組み合わせるのか?
カラーコーディネートにはさまざまな手法がありますが、私が考える最も重要なポイントは、
まとめるか?
それとも、きわだたせるか?
たったこれだけです。
「まとめる」 というのは、共通の要素を持つ色どうしを組み合わせて、全体の統一感を強調することです。なじみ感が強く、安定したイメージが得られます。
それに対して、「きわだたせる」 は、要素が大きく異なる色どうしを組み合わせて、色と色の違いを強調することです。メリハリ感が出て、動的なイメージとなります。
「まとまり」と「きわだち」は対照的なイメージで、その中間のどちらでもない配色は、あいまいで印象が弱くなる傾向があります。
まとめるか? きわだたせるか?
この視点からのカラーコーディネート法をご紹介してまいります。
*画像はチェコのチェスキークルムロフです。赤茶色でまとめられた統一感のある街並みですね。
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▼ 基本編はこちら
・「カラーコーディネート|基本① 色の成り立ち/色の三属性」
・「カラーコーディネート|基本② 色の三属性〈色相〉」
・「カラーコーディネート|基本③-1 色の三属性〈明度〉」
・「カラーコーディネート|基本③-2 明度による心理への影響」
・「カラーコーディネート|基本④ 色の三属性〈彩度〉」
・「カラーコーディネート|基本⑤ 色の「トーン」とは?」
