黄色を目にしたとき、あなたは暖かさを感じますか。それとも冷たさを感じるでしょうか。
この記事では、黄色は暖色・寒色のどちらかという、迷う方が多い黄色の温度感について取り上げます。
色彩学上の分類
黄色の温度感について、色彩検定とカラーコーディネーター検定試験のテキストを確認してみましょう。
色は温度感により次の3つに分類されます。
①暖色 : 暖かく感じる色
②寒色 : 冷たく感じる色
③中性色 : 暖かくも冷たくもなく、温度感の無い色
下の図は、暖色、寒色、中性色の範囲を色相環で示したものです。
色彩検定とカラーコーディネーター検定試験では、それぞれの範囲に若干差がありますが、どちらも黄色は暖色に含まれています。したがって、黄色は暖色に分類されます。
また、黄色は暖色の中でも中性色にとても近い色です。この位置関係から、黄色から暖かさをあまり感じないという方が少なくないことも十分理解できます。
トーンによる感覚の違い
色のトーン(色の明るさを表す明度と、鮮やかさを表す彩度の組みあわせ)が変わると、色から受ける感覚も変化します。
下の画像は、一番上の画像のアヒルの色を、色相はそのままに、明度と彩度を変えた画像です。
左右のアヒルを見比べると、左の方が暖かい感じ、右の方が涼しげな感じがしないでしょうか。トーンが変わると温度感も微妙に変わります。
身近な例では、パーソナルカラー診断でおなじみのフォーシーズンでは、明るい黄色は青みを感じるブルーベースカラー(ブルベ)に含まれています。
黄色は暖色か、迷う理由
これらのことから、黄色は色彩学上の分類では暖色ですが、トーンによっては寒色に近い感覚を与えることもあります。そして、それゆえに黄色が暖色か、寒色かについて、迷う方が多いのだと思います。
ファッションやインテリアに黄色を取り入れる際には、このポイントを活かしてトーンを調整すると、より効果的な配色につながります。夏は涼しげなレモンイエロー、冬は温かみのあるマスタードなどと、黄色を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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