「今日は何色の服を着よう…」と考え込んでしまうことはありませんか?
そんな時のヒントとなる色選びの視点について、YouTube動画とその書籍を取り上げながらご紹介します。
YouTubeチャンネル「北国の暮らし」
私のお気に入りYouTubeチャンネル「Kuro - 北国の暮らし」には、撮影者であるkuroさんのお母さま(67歳)と、おばあさま(92歳)が登場します。ガーデナーであるお母さまはとてもナチュラルな装いで、庭しごとやお料理をテキパキとこなされています。
そして、おばあさまは、いつも赤やピンクのワンピースを着ていらっしゃって、庭を散歩するシーンでは、緑とのコントラストがとても美しく、まるで絵画や映画のワンシーンのようです。
この動画から生まれた書籍『北国の暮らし 今を豊かに生きる家しごと庭しごと』には、このファッションカラーに対するお二人の思いが綴られています。
庭の一部になる色
お母さまは、おばあさまの華やかな装いについてこう語ります。
「…庭とマッチしてまるで花のようです。庭も素敵に見えるし、母もきれいに見えることを、YouTube動画を見て感じました。」(142ページ)
「庭で作業中の私は、花というより木々や葉の色に同化しています。自分の庭において、私はガーデナー、母は楽しむ人。・・・その違いがくっきり見て取れます。」(143ページ)
庭の木々や葉と同化するのか、それとも花のように庭と同化するのか。この視点は、同じ背景でも、それぞれの立ち位置によって、服の色選びが変わることを教えてくれます。
おばあさまの色へのこだわり
おばあさまの服の色に対するこだわりも印象的です。
「明るい色の服を着た方が気分的に明るくなるから、色にはすごく気を配っています。好きな色は赤やピンク系です。若いときは肌にくすみやシワがないので黒・茶・グレーといったシックな色が似合っていました。でも、年を取るとシワが目立ち、肌の色つやもなくなるので逆に明るい色が似合うように思います。」(184ページ)
このような色への配慮から、あの素敵なシーンが生まれたのだと感じます。服の色が、着る人の気持ち、そして肌の見え方に影響を与えることを、しっかりと意識されています。ご自分が庭の中でどう見えるかも、分かっていらっしゃることでしょう。
服の色を、背景や役割から考える
美しい映像に惹かれて見ていた動画に、色選びのポイントが潜んでいました。
どのような場所で、どう過ごすのか。背景となる環境の色を思い浮かべ、その中での自分の役割を考えてみると、服の色の選択肢が見えてきます。そこに、その日の気分や似合う色という要素を加えるのも良いでしょう。
お二人の色に対する感覚やこだわりは、言葉で説明するよりも、動画をご覧いただく方が伝わりやすいかもしれません。お母さまが手掛けた庭も、お料理やインテリアの彩りも素敵で、参考になる色使いが、きっと見つかることと思います。
