photo by Masumi Chiba |
ご覧くださって、ありがとうございます。
カラーリスト・色彩講師の千葉真須美です。
ブログ上のカラーコーディネート講座は
引き続き「まとまりの配色」についてです。
今回ご紹介するのは
トーン を利用してまとめる方法です。
同じ、または近いトーンでまとめた調和
トーン とは、色の三属性の中の
「明度」 と 「彩度」 の組み合わせです。
一つのトーン、または近いトーンの色を
組み合わせることで、
まとまりのある配色となります。
下の図はトーンマップといい、
トーンのバリエーションと位置関係を
示したものです。
この中で一つのトーン、
あるいは隣合うトーンの色を用います。
例えば、上の写真の建物は、
ペールやライトあたりのトーンで
構成されていて、カラフルでありながら
全体の統一感を感じます。
対照的な色相である 赤と緑 も、
赤 緑 というように、
ダークトーンでそろえると
まとまった印象となります。
このトーンによるまとまりは、
トーンの彩度が低い
(トーンマップの左寄りの位置)ほど
まとまり感が強くなります。
組み合わせる色数が多い場合は、
このようにトーンを近づけることで
まとめるのがおすすめです。