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| Photo by Masumi Chiba |
カラーコーディネート講座・実践編、今回はモノトーンを取り上げます。
「モノトーン」とは、本来は一つの色(色相)による配色のことを指しますが、一般的には白・グレー・黒の無彩色配色がモノトーンと呼ばれています。この記事でも無彩色配色としてご説明します。
明度の違いでつくるモノトーン配色
トーンマップ上で無彩色は左側の四角い箱に表されています。「彩が無い」ため彩度はゼロで、無彩色にあるのは明度(明るさ)の段階だけです。最も明るい白から最も暗い黒まで、彩度ゼロの位置に縦に並んでいます。
無彩色でまとまりをつくる場合は、白とライトグレーのように明度が近い色を組み合わせます。
一方、きわだちをつくる場合は、白と黒のように明度が離れた色を組み合わせます。白と黒は距離が最も離れているため、きわだち感が最大になります。
無彩色の配色は、明度段階のみでコントロールできるため、とてもシンプルで扱いやすいのが特徴です。
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