2026年1月30日金曜日

中間色と中性色はどこが違う?


「中間色」と「中性色」は、それぞれどんな色を指すのでしょう?この2つは色を表す基本的な色彩用語ですが、一字違いの似ている言葉なので、迷ってしまう方が少なくありません。

そこで、今回は中間色と中性色を取り上げ、それぞれが指し示す色を確認しながら2つの違いを見ていきます。


中間色とは

中間色とは、色のトーン(色の明るさを表す明度と、鮮やかさを表す彩度の組みあわせ)による分類の一つです。


純色、清色、中間色の分類

色はトーンによって次の3つに分類することができます。

①純色 : 最も鮮やかな色(ビビッドv)
②清色 : 純色に白または黒を加えた色で、次の2つに分けられます。
  ・明清色 : 純色+白(ペールp、ライトlt、ブライトb)
  ・暗清色 : 純色+黒(ダークグレイッシュdkg、ダークdk、ディープdp)
③中間色 : 純色+グレー(白+黒)(ライトグレイッシュltg、グレイッシュg、ソフトsf、ダルd、ストロングs)

トーンマップで示すと中央に位置する赤丸で囲まれた5つのトーンが中間色です。



中間色の特徴と「くすみカラー」

中間色は純色にグレー(白+黒)を加えた色なので、濁りを感じる柔らかい色調が特徴です。この濁りから、「濁色(だくしょく)」とも呼ばれます。

人気の「くすみカラー(モスグリーンやラベンダーグレーなど)」は、この中間色にあたります。


色彩学での中間色と、日常語の中間色

これまでの説明は色彩用語としての「中間色」ですが、日常的な言葉として「中間色」という場合は、2つの色の中間の色を表すことがあります。例えば、「青と緑の中間色は青緑です」などという場合です。

そのため、話の流れ(文脈)によってどちらの意味の「中間色」なのかを判断する必要が生じることもあります。


中性色とは

中性色とは色相(赤、青などの色み)に関わる分類の一つです。


温度感による色の分類

色相は目にした人が受ける温度の感覚により、次の3つに分類されます。

①暖色 : 暖かく感じる色
②寒色 : 冷たく感じる色
③中性色 : 暖かくも冷たくもなく、温度感の無い色


中性色の範囲

では、具体的にどの色が中性色かというと、色彩検定とカラーコーディネーター検定試験の各テキストでは次のように示す範囲に少々差があります。

・色彩検定: 色相番号 9(緑みの黄)~12(緑)、20(青紫)~24(赤紫)
・カラーコーディネーター: 色相番号 10(黄緑)~12(緑)、21(青みの紫)~23(赤みの紫)


共通しているのは、10(黄緑)~12(緑)と、21(青みの紫)~23(赤みの紫)ですので、中性色はおおよそ緑と紫であるといえます。

ただし、検定試験を受ける場合は、それぞれのテキストが示す範囲をしっかりと覚えてください。


中間色はトーン、中性色は色相による分類

まとめると次のようになります。

中間色
①色のトーンによる分類の一つ
②純色にグレーを加えた濁りのある色
③2色の中間の色を指す場合がある

中性色
①色相の温度感による分類の一つ
②暖かくも冷たくもない色、おおよそ緑と紫
③試験によって定義が異なる

「中間色」はトーン、「中性色」は色相による分類で、分類の基準が異なります。

ですから、中間色で中性色という色も存在します。例えば、ソフトトーンの緑、ライトグレイッシュトーンの紫などです。

これらの言葉の意味をおさえておくと、色を伝える時の表現がより明確になりそうです。


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