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| Photo by Masumi Chiba |
前回までの「実践編」では、カラーコーディネートのポイントは、まとめるか、きわだたせるかであるということと、色相およびトーンによるまとまり・きわだちの作り方をご説明しました。
・まとまりの配色=近い色相 または 近いトーン
・きわだちの配色=遠い色相 または 遠いトーン
でしたね。
色相とトーン、両方を利用してより効果的に
この「まとまり」と「きわだち」をより強調したい場合は、色相とトーンの両方を利用します。
まとまりを強調するには、近い色相で近いトーンの色を組み合わせます。
例えば、ペールピンク と ペールオレンジ。遠目で見ると境界線が分からないほどまとまって見えます。
そして、きわだちを強調するには、遠い色相で遠いトーンの色を組み合わせます。
例えば、ペールイエロー と ディープブルー。共通する要素がなく、色の違いがよりハッキリします。
色相とトーン、この2つを上手く活用することで、色の表現の幅がぐっと広がります。
*上の写真は、ステンドグラス内がまとまりの配色、ステンドグラスと窓枠・壁がきわだちの配色になっています。
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