2016年1月7日木曜日

カラーコーディネート|実践⑥ 色相+トーンで効果アップ!

ステンドグラスの色彩写真。色相とトーンのまとまりときわだちがわかる配色例
Photo by Masumi Chiba

前回までの「実践編」では、カラーコーディネートのポイントは、まとめるか、きわだたせるかであるということと、色相およびトーンによるまとまり・きわだちの作り方をご説明しました。

・まとまりの配色=近い色相 または 近いトーン
・きわだちの配色=遠い色相 または 遠いトーン


でしたね。


色相とトーン、両方を利用してより効果的に

この「まとまり」と「きわだち」をより強調したい場合は、色相とトーンの両方を利用します。

まとまりを強調するには、近い色相で近いトーンの色を組み合わせます。
例えば、ペールピンクペールオレンジ。遠目で見ると境界線が分からないほどまとまって見えます。
そして、きわだちを強調するには、遠い色相で遠いトーンの色を組み合わせます。
例えば、ペールイエローディープブルー。共通する要素がなく、色の違いがよりハッキリします。

色相とトーン、この2つを上手く活用することで、色の表現の幅がぐっと広がります。

*上の写真は、ステンドグラス内がまとまりの配色、ステンドグラスと窓枠・壁がきわだちの配色になっています。


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