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| colored by Masumi Chiba |
今回は、最新の塗り絵作品のご紹介とともに、塗り絵の仕上げについて取り上げます。
■ パーツごとに塗り進める
前回の白雪姫の魔女では、途中経過を示した画像のとおり、最初に薄く色を置いてから、それをどんどん深めていきました。
今回ご紹介する「Desert Dreams」という塗り絵本からの作品は、下の画像のとおり
ウサギ(のような動物)の背景 → ウサギの顔 → 花 → ウサギの胴体 と、
パーツごとに仕上げていく塗り方をしました。
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| colored by Masumi Chiba |
途中経過を見比べると、手順の違いがお分かりいただけると思います。
■ 全体のカラーチェックをお忘れなく!
さて、今回のようにパーツごとに仕上げる場合、特に注意したいのが全体のバランスです。全てのパーツに色が入り、完成!-と終了するその前に、全体のカラーチェックをしてみましょう。
塗っている間は、その部分に集中してしまい、全体が見えにくくなっています。
塗り終わった後、少し離れて全体を眺めてみると、「ここの色がちょっと薄いかな?」あるいは反対に「ここが目立ちすぎる!?」などと、それまで気づかなかった点が見えてくることが少なくありません。
その点を調整すれば、作品の完成度がよりアップします。
・スマホでの全体チェックがおすすめ
私の場合は、さらにスマホで写真を撮り、画像で全体をチェックします。この方法だと作品を客観的に見やすいですし、ブログやSNSなどにアップした際の見え方も確認できます。画像にすると、肌色などの淡い色は飛んでしまいがちなので、画像で色が分かるように、色を足すなどの調整を行っています。
メイクやファッションを鏡で確認するように、仕上げ前のひと手間として全体を見直してみてください。色調が一段と整います。




