by Masumi Chiba |
ご覧くださって、ありがとうございます!
カラーリスト・色彩講師の千葉真須美です。
先週から、11・12月に実施される色彩検定試験に向けての
講座や個人レッスンが始まりました。
いつものカラー講座とはまた違った緊張感を感じつつ、
より良いサポートができるようにと思案しているところです。
その一方で、講座のサンプル作りと
自分自身のリラクゼーションとを兼ねて、
コロリアージュも続けています。
今日は最近の作品から、色選びについてのお話を・・・。
トーンでまとめる~類似トーン、ドミナントトーン
上の作品では、
全体の色の トーン(色調) を重視して色を選びました。
by Masumi Chiba |
中央に位置する主人公のネコは
アビシニアンをイメージして明るい茶系にしたので、
この色に合わせて明るいトーンで統一感を作ろうとしたのです。
トーン(色調)が近い色を用いて全体をまとめる配色を、
「類似トーン配色」、あるいは 「ドミナントトーン配色」 と言い、
色彩検定ではそれぞれ3級、2級に登場します。
ネコを囲むリースには
さまざまな種類の葉や花々が描かれていて、
それらをみな違う色で塗りました。
しかし、トーンをほぼ同じに揃えたおかげで
かなりまとまって見えるのではないかと思います。
(正直に申しますと、
リース右半分のよもぎのような葉3枚と、
オレンジの花の中心の紫は、
色が少々濃かったなぁと感じていますが・・・。)
全体の統一感を高めたい場合は、
このように色のトーンをまとめるのが一つの方法です。
ぜひ一度試してみてくださいね。
関連記事
・ 大人のぬり絵/色選びのヒント 1 ~ ナチュラル・イメージで