2016年2月13日土曜日

カラーコーディネート|応用⑤ セパレーション

街角に掛けられた丸いサイン看板の写真(セパレーション解説のイメージ)
Photo by Masumi Chiba

今日のカラーコーディネート講座で取り上げるのは、セパレーションです。


セパレーションの意味と活用法


セパレーションとは?

セパレーション(separation)は、分離、独立という意味です。
カラーコーディネートでは、境界線が分りにくい2つの色の間に他の色を差し込むことで、2色をハッキリと分けることをいいます。

例えば、下の写真の上の配色は、文字がぼんやりとして読みにくいですね。そこで、背景色と文字色との間に白を差し込んで2色を分離させると、文字がぐっと読みやすくなります。

セパレーションには、白、黒、グレーといった無彩色を使用すると効果的です。


あちこちで活躍するセパレーション

セパレーションは上の例のように、文字などビジュアル表現でよく見られ、ビジネスではパワーポイントのスライドやウエブデザイン、ちらしなどに多用されています。
また、ファッションにおいても、トップとボトムをベルトの色によってはっきり分けるなどの利用法があります。

下のバッグのデザインもセパレーションですが、真ん中の黒の主張が強く、アクセント効果も生まれています。


因みに、一番上の風景写真では、看板に描かれた白い円が、看板の地色であるバーガンディーと枠のダークブラウンのセパレーションカラーとなっています。

アクセントやグラデーションと同様に、セパレーションも活用範囲が広いので、覚えておくと、きっと役立つ場面があると思います。

【応用編⑤/全5回】セパレーション


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