2016年2月4日木曜日

カラーコーディネート|応用④ グラデーション(後編)

建物の前に並ぶ4本のカラフルな柱の写真
Photo by Masumi Chiba

グラデーション(後編)は、前回の問題の答えからです。

※ 問題
上の写真のカラフルな4本の柱の色は
グラデーションでしょうか?

柱どうしの間隔が広いこともあり、ちょっと判りづらいかもしれませんね。

では、柱の色を左側から確認してみましょう。
(*モニターによって色の見え方が異なる場合があります。)

純色より明るめのトーンですが、色相としては
 ・ 青(ちょっとだけ緑み)
 ・ 赤紫
 ・ だいだい
 ・ 黄緑
この4色です。

色相環でそれぞれの色の位置を確認すると…

12色の色相の変化を表す色相環

青から黄緑まで、時計回りで順番に並んでいます。
「だいだい」を、「赤みのだいだい」と「黄みのだいだい」の中間に位置していると考えると、色と色との間隔は2~2.5色でほぼ同じです。

ですから、この4色はグラデーションと捉えて良いでしょう。それぞれの色が独立しつつも、色の変化に流れや統一感を感じます。

この順番が違っていたら、- 例えば、赤紫とだいだいが入れ替わったら、どうでしょう?
あるいは、色どうしの間隔がまちまちで、青、青紫、赤、緑 などという配色だったら…?
どちらも色の変化の統一感が失われ、バラバラな感じになりますね。

このように色と色との間隔が大きくても、等間隔で連続していれば、グラデーションとなります。ただし、あまり間隔が大きすぎると、グラデーションに見えにくくなりますので、ご注意を。

【応用編③/全5回】グラデーション(前編)


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