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| colored by Masumi Chiba |
楽しみ、リラクゼーション、そして脳トレにもなる大人の塗り絵。今回は、色のトーンを重視して塗った作品をご紹介します。
■ 色数が多くても、トーンでまとまりを表現
画像の作品では、全体の色のトーン(色調)を重視して色を選びました。
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はじめに、中央に位置する主役のネコはアビシニアンをイメージして明るい茶系と決めたので、この色に合わせて明るいトーンで統一感を作ることにしました。
トーン(色調)が近い色を用いて全体をまとめる配色を「類似トーン配色」、あるいは「ドミナントトーン配色」といいます。トーンによるまとまりが得られる配色です。
ネコを囲むリースにはさまざまな種類の葉や花々が描かれていますが、それらをみな違う色で塗りました。
色が多彩でも、すべて淡いトーンに揃えたため、どれか一つが目立つことなくまとまりが感じられます。
全体の統一感を出したい場合は、このように色のトーンをまとめるのも一つの方法です。
色数が多くてまとめにくい時などに、ぜひ一度試してみてください。バラバラな色が不思議とまとまるでしょう。
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