2016年9月5日月曜日

大人の塗り絵|配色のヒント② トーンを揃えて統一感を出す

猫と花のリースを淡いトーンでまとめた塗り絵作品
colored by Masumi Chiba

楽しみ、リラクゼーション、そして脳トレにもなる大人の塗り絵。今回は、色のトーンを重視して塗った作品をご紹介します。


■ 色数が多くても、トーンでまとまりを表現

画像の作品では、全体の色のトーン(色調)を重視して色を選びました。


アビシニアン風の猫を淡いトーンで塗り進めている写真

はじめに、中央に位置する主役のネコはアビシニアンをイメージして明るい茶系と決めたので、この色に合わせて明るいトーンで統一感を作ることにしました。

トーン(色調)が近い色を用いて全体をまとめる配色を「類似トーン配色」、あるいは「ドミナントトーン配色」といいます。トーンによるまとまりが得られる配色です。

ネコを囲むリースにはさまざまな種類の葉や花々が描かれていますが、それらをみな違う色で塗りました。

色が多彩でも、すべて淡いトーンに揃えたため、どれか一つが目立つことなくまとまりが感じられます。

全体の統一感を出したい場合は、このように色のトーンをまとめるのも一つの方法です。

色数が多くてまとめにくい時などに、ぜひ一度試してみてください。バラバラな色が不思議とまとまるでしょう。


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