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| エスニックカラーのイメージ(左)と、スパイシーカラーのイメージ(右) |
エスニックカラーとスパイシーカラー。なんとなく思い浮かぶけれど、違いが分かりにくい色の呼び名ではないでしょうか。
この記事では、それぞれの名前の由来や具体的にどのような色を指すのか、そして両者の関係についてご紹介します。
エスニックカラーとは
「エスニック(ethnic)」は「民族の」「民族特有の」という意味で、「エスニックカラー」は、ある特定の民族や地域に特有の文化、歴史に根差した色を指します。日本では主に中東、アフリカ、アジア、中南米などの非西洋圏の伝統的な色彩をエスニックカラーと呼んでいます。
色の特徴としては、彩度が中~高の鮮やかなトーンの色彩であることが挙げられますが、中には深みのある落ち着いた色も見られます。例えば、アフリカンカラーと呼ばれる赤・黄・緑や、ターコイズ、オレンジ、キャメル、黒などが代表的です。
エスニックカラーをファッションやインテリアに取り入れる場合は、素材や柄もエスニック調で揃えると全体の雰囲気が高まります。
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| エスニックカラーの配色例 |
スパイシーカラーとは
スパイシーカラーは、「スパイス(spice)」に基づく色の呼び名で、香辛料の色、あるいは香辛料を連想させる色を意味します。
主に中彩度の色で、ターメリック(うこん色)、シナモン(肉桂色/にっけいいろ)など、植物に由来する暖かみのある暖色が中心です。
スパイシーカラーは食品パッケージやファッション、メイクなどに取り入れられることが多く、単色でもアクセント効果を生む「スパイス」として取り入れられることがあります。
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| スパイシーカラーの配色例 |
エスニックカラーとスパイシーカラーの関係
エスニックカラーとスパイシーカラーの関係を見ると、スパイシーカラーはエスニックカラーの中に見られる代表的な要素の一つと考えることができます。エスニックカラーは先ほど述べた通り民族や地域の文化・伝統に基づき、スパイシーカラーはスパイスという食文化に関わるものであるからです。色合いも、エスニックカラーと比べてスパイシーカラーの方が色の範囲が狭くなっています。
しかし、スパイシーカラーは一つの色の表現として成り立っているので、エスニックカラーに含まれるというよりも、重なりながら独立しているという感覚が近いかもしれません。
・エスニックカラー:文化・伝統に由来/鮮やかな色が中心/色の範囲が広め
・スパイシーカラー:香辛料に由来/暖色が中心/色の範囲がやや狭い
この違いを押さえておくと、それぞれの色の表現がより的確になり、イメージを深めることができることでしょう。
次回は、AIは「エスニックカラー」と「スパイシーカラー」をどのように表現するかを試してみたいと思います。
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