2021年7月26日月曜日

スプリットコンプリメンタリーとは?

スプリットコンプリメンタリー/色のトリセツ

ご覧くださって、ありがとうございます。
カラーリスト・色彩講師の 千葉真須美 です。

ピンク色の花をつけたねむの木の写真を撮ったら、
花のピンク、葉の緑、よく晴れた空の青の3色が
スプリットコンプリメンタリーになっていました。



スプリットコンプリメンタリー(分裂補色)配色


スプリットコンプリメンタリーは、
色相環をもとにした配色方法の一つです。
スプリットは「分裂」「分離」、
コンプリメンタリーは「補完物」つまり「補色」のことで、
合わせて「分裂補色」を意味しています。



スプリットコンプリメンタリー/色のトリセツ

具体例を挙げると、
上の図の左側は補色配色(ダイアード)で、
その一方を分裂させた右側の3色配色が
分裂補色配色=スプリットコンプリメンタリー配色です。

スプリットコンプリメンタリーは、色相差の少ない2色と、
対照的な1色の組合せですので、メリハリ感と同時に
まとまり感も感じられる3色配色となります。

ねむの木の画像のように、2色と反対側の1色の
分量を少なくして、アクセントカラーとして用いるのも
効果的です。



※スプリットコンプリメンタリーは 色彩検定2級、および
 カラーコーディネーター検定試験スタンダードクラスで
 取り扱われています。