(左)塗り絵 (右)ウィリアム・モリス「いちご泥棒」 |
ご覧くださって、ありがとうございます。
カラーリスト・色彩講師の千葉真須美です。
ウィリアム・モリスの配色を真似て塗り絵をしてみました。
参考にしたのはモリスの代表作「いちご泥棒」(画像右)、
塗ったのは、ジョハンナ・バスフォードさんの塗り絵本
「ふしぎな王国」の中の1枚です。(画像右)
真似ることで学ぶ、色の組合せとバランス
「いちご泥棒」で使用されている色を参考に
・背景色のネイビー
・植物のライトブルー、ライトグリーン
・花の淡いピンク
・苺の赤
計5本の色鉛筆を選び、5色の配色を考え、
ぬり絵の各パーツを塗っていきました。
苦労したのは、それぞれの色の割合 です。
特にライトブルーとライトグリーンの配置・バランスが難しく、
モリスは ブルー>グリーン 、私は ブルー<グリーン と、
割合が逆になってしまいました。
また、塗り絵は「いちご泥棒」に比べ背景部分が多いので、
ネイビーの主張が強くなりました。
結果、同じような色を使っても、ちょっと違う雰囲気に…。
色の割合が異なるとイメージも変わりますね。
色合わせだけでなく、面積のバランスも重要であることを
塗り絵で再認識しました。
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