photo by Masumi Chiba |
ご覧くださって
ありがとうございます。
カラーリスト・色彩講師の
千葉真須美です。
前回の記事 では、
効率良く 確かな 色彩力を
身につけるための学習方法
をご紹介しました。
その他にも、普段の生活の
中でできる 色彩力を磨く
ためのちょっとした方法が
いくつかあります。
今日はその中の一つを取り
上げたいと思います。
注意深く色を見てみると…
色彩力を磨く方法の一つ、
それは 色をよく観察する ことです。
自然の風景や動植物、
街中で目にした商品や広告など
何でもかまいません。
一つの色を じーっと見て 分析してみましょう。
例えば、商店街のショーウインドーで
赤いネクタイを見かけたとします。
「あ、赤いネクタイだ!」で終わらせず、
どんな赤なのか を注意深く見てみます。
「赤」と認識される色は一色ではありません。
橙色に近い暖かみのある赤もあれば、
赤紫に近い涼しげな赤もあります。
明るい赤もあれば、 暗い赤もあります。
鮮やかで派手な赤もあれば、 深みのある赤もあるなど、
さまざまな「赤」が存在します。
素材によっても色の見え方は変わります。
シルクであれば輝くような光沢があるし、
ニットなら網目の凹凸で陰影が生じます。
どのような色か、どのように見えるのかを観察して、
その色が持つ微妙な色のニュアンスを捉える。
これが色彩力を磨く方法の一つです。
色をよく見れば 見るほど、その経験によって
色を見る目 が養われます。
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