青森・函館の旅の途中、気になっていた展覧会「黒曜石 縄文の色展」へ足を運び、素敵な色を見てきました。会場は青森県青森市の三内丸山遺跡内にある三内丸山遺跡センターです。
昨年、映画「縄文にハマる人々」を観たのをきっかけに、縄文文化に興味を持っています。
映画が作られたということは、どうやら縄文時代とその文化が静かなブームになっているようです。今回はそれに加え「色」ということで興味津々で会場へ向かいました。
■ 夜のように真っ黒、そして静かにきらめく黒曜石
さて、この展覧会の主役は黒曜石(こくようせき)です。黒曜石は切れ味が良いことから槍や弓矢、あるいはナイフの用途に使用されていました。
その名の通り黒い色をしていて、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」では黒曜石でできた地図盤を「夜のように真っ黒」と表現しています。
黒は全ての光を吸収する輝きの無い色です。しかし、黒曜石は(おそらく結晶等の作用で光を反射して)輝きを発しています。キラキラ輝く他の宝石類とは異なり、なんとも静かで神秘的な輝きです。そして、黒+輝きで高貴さも感じさせます。
産地によって、透明感があるもの、他の色の色みを感じるものなど個性があり、それぞれに大変魅力的でした。
古代の人々はこの黒に何を感じたのだろう?と、ふと考えた展覧会、そして遺跡の風景でした。
最後に三内丸山遺跡の写真を一枚。
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| Photo by Masumi Chiba |


