2017年9月4日月曜日

大阪・京都 展覧会巡り~中村佑介展、バベルの塔展、山岸涼子展、パリ・マグナム展

中村佑介展

ご覧くださって、ありがとうございます!
カラーリスト・色彩講師の千葉真須美です。

先週後半、約10年ぶりに大阪・京都を旅しました。
私の旅行の楽しみの一つが美術館巡りです。
今回は4つの展覧会に足を運びました。



■「中村佑介展」


1つめは、大阪・天王寺にあるあべのハルカスで
9月18日まで開催中の「中村佑介展」
中村さんの15年間の作品が一度に見られる
大変贅沢な展覧会です。

どの作品も 線と色彩が美しく、
一つ一つに見入ってしまいました。

上の写真は最新作の「ワンダーウーマン」。
(*会場は写真撮影OKでした。)
アメコミのキャラクターでありながら、
ミュシャ作品のようなエレガントさと
シックな色使いが素晴らしい!



中村佑介展 ぬり絵コンテスト入賞作品コーナー

また、ぬり絵コンテスト入賞作品コーナーには、
個性あふれる作品が並び、みなさまのアイディアと
テクニックがこれまた勉強になりました。
私の作品(上の段右から2番目)もこの中に加えていただき、
本当に光栄なことだと幸せに感じています。




「バベルの塔」展 


バベルの塔展

「バベルの塔」展 では、この作品をはじめとする
ブリューゲル と ボス の不思議な世界を満喫!
主役の背後にいる小さなキャラクターまで丹念に描かれている点は
中村佑介さんと通じるものがあると感じました。
こちらは 10月15日まで、
大阪・国立国際美術館で開催されています。




■「山岸涼子展・光-てらす-」


山岸涼子展・光

初めて訪れた京都のマンガミュージアムでは
「山岸涼子展・光-てらす-」

山岸さんの代表作の一つ「日出処の天子」は、
私の好きなマンガのベスト3に入ります。

和の色彩を用いた繊細な原画は、
ため息ものの美しさでした。
衣装の色・柄などぬり絵の参考にもなりそうです。




■「パリ・マグナム写真展」


パリ・マグナム写真展

最後は、京都文化博物館の「パリ・マグナム写真展」
世界的な写真家集団マグナム・フォト創立時から現代まで
パリで撮影された作品を集めた写真展です。

モノクロ作品が多く、
光の加減により表情を多彩に変えるモノトーンが
とても味わい深かったです。
白・黒のバランスも巧みでした。
こちらも9月18日までの開催です。


…と、大変欲張りな時間を過ごして来ました。

さまざまな配色を目にし、インプットすることは、
配色のアイディアにつながります。

ごく身近な所からも多くのことを学べますが、
たまには気分を変えて美術館へ行ってみるのも
良いのではないでしょうか?
あらたな色の発見があるかも…。