ソール・ライター展ちらし |
ご覧くださって、
ありがとうございます。
カラーリスト・色彩講師の
千葉真須美 です。
先日、
Bunkamura ザ・ミュージアムで
開催中の「ソール・ライター展」を
観てきました。
ソール・ライターは、
1950年頃からニューヨークで
ファッション・カメラマンとして
活躍した写真家です。
展覧会では、モノクロやカラーの
いかにもファッション・フォトという雰囲気の作品から、
街角スナップ、絵画作品まで、
幅広い作品の数々が展示されていました。
シンプルかつドラマチックな色使い
ソール・ライターの作品は、
なんと言っても 色彩 が素晴らしい!
どの作品も色が主役なのでは?
と思えるほどに、印象的な色使いをしています。
色の配置、バランスも素晴らしいと思いました。
例えば、
上のちらし(およびポスター)に使用された作品は、
曇ったガラスの向こうのグレイッシュな世界で
トラックの鮮やかな黄色が印象的です。
Postcard |
こちら2枚のポストカードの左側は、
傘と石畳の明暗と質感の違いが面白く、
女性が手にした赤い花が彩りを添えています。
右側は、モノクロームの雪景色の中で
真っ赤な傘がアクセントになっていますね。
赤の分量も、位置も絶妙だと思います。
また、黒いコートが赤を引き立て、
より一層鮮やかに見せています。
色好きの方は、作品を観ていて
あれこれ気づく点がきっと多いことでしょう。
そして、カラーコーディネートの
よいお勉強にもなると思います。
展覧会は 6月25日までですので、
お近くの方はぜひご覧になってみてください。
おすすめです!