ご覧くださって、
ありがとうございます。
カラーリスト・色彩講師の
千葉真須美 です。
映画
「ブルーに生まれついて」
を観ました。
カラーリストとしては、
タイトルに「色」が入っているだけで
気になってしまいます。
映画
「ブルーに生まれついて」
を観ました。
カラーリストとしては、
タイトルに「色」が入っているだけで
気になってしまいます。
ブルーが伝える 憂鬱、虚しさ、淋しさ
ストーリーは、
50年代に活躍した伝説のトランペッター チェット・ベイカーが、
麻薬、ミュージシャン生命を絶たれるほどの怪我から
再生していく過程を描いています。
タイトルの 「ブルーに生まれついて(Born to be blue)」 は、
彼の代表曲の一つです。
この曲の歌詞には
クローバーの緑色は見たことがない
なぜなら私は青に生まれたから ・・・
月光の金色は見られない、
なぜなら私は青に生まれたから ・・・
あなたが去った私の世界は
色あせたパステル ・・・
などと いくつかの色が登場します。
青は、 知的な、冷静な、さわやかな ・・・
というイメージがありますが、
その一方で、 憂鬱な、虚しい、淋しい ・・・
といったネガティブ・イメージも持ち合わせています。
映画にも、曲にも、
青のネガティブ・イメージが活用されています。
上の素敵なポスターも、
ディープブルーやブルーグレーを用いて
どこか淋し気な雰囲気を作り上げています。
因みに、
右上の五つ星と、彼が手にしているトランペットは
落ち着いたゴールドで、
さり気なくアクセントカラーになっていますね。