2016年2月16日火曜日

コロリアージュ(大人のぬり絵)~ 色鉛筆選びのポイント

Photo by Masumi Chiba

ご覧くださって、ありがとうございます!
カラーリスト・色彩講師の 千葉真須美です。
先日開催した 「コロリアージュでカラーレッスン」 で、
たいへん盛り上がったのが 色鉛筆 の話題です。
なぜなら、4名の受講者さんと私自身が持参した色鉛筆は
どれも違う商品だったからです。

三菱鉛筆、 トンボ鉛筆、 色辞典(トンボ鉛筆)、
ステッドラー、 ヴァンゴッホ、 この5種類。
人気の商品が勢ぞろい!!

他の人が持っているものはどれも素敵に見えて(笑)、
「講座の後に画材屋さんに見に行く!?」
なんて話も出るほどでした♪



色鉛筆選びのポイントは?

さて、色鉛筆を選ぶ際、
どんな点に注意すれば良いでしょう?
これからぬり絵を始める方のために、
私が思うことをお話させていただきます。

私が最も大切なポイントだと考えるのは、
「どんな作品を作りたい(塗りたい)か?」
という点です。

コロリアージュ・ブームで、
書店にはたくさんの大人のぬり絵が並んでいます。
それらを眺め、あなたが心惹かれるのはどんな作品でしょうか?
また、それをどのように塗ってみたいでしょうか?

大きめの図案を描くように塗りたいのであれば、
芯の柔らかいヴァンゴッホや、
後から筆でぼかせるステッドラーの水彩色鉛筆などが
適していると思います。

反対に細かな図案を繊細に仕上げたいのであれば、
芯が硬めの三菱、トンボなどがおすすめです。
細部までしっかりと塗ることができます。

色鉛筆は 「道具」 ですから、
目的に合わせるのが一番だと思います。


*メーカーごとの使い心地(私個人の感想)

使いごごちに関して申しあげると、
(あくまでも私個人の感想になりますが、)

三菱、トンボなどの日本製品は、
子どもの頃から親しんでいることもあり、
とても使いやすいです。

ステッドラーは
描きごこちが日本製より少し柔らかい感じで、
これも違和感なく使用できます。

ヴァンゴッホは
スルスルと滑らかな感触が心地よいのですが、
芯が柔らかいため折れやすく
筆圧の強い方は少々注意が必要です。

私はしまい方が悪く、芯が折れてしまいました。
(写真奥の左から5本目)(T T)

どんな図柄を塗りたいかという目的、使用感に加え、
「何色セットにするか?」
というのもかなり迷うところですよね。

次回はこの点についてお話ししたいと思います。