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| Photo by Masumi Chiba |
塗り絵好きの間でよく話題になるのが色鉛筆の話です。
メーカーによって、色の構成、発色、塗る時の感触などが異なり、どれを選んだらよいのか迷う方も少なくないと思います。
その上、他の人が使っているものはどれも素敵に見えたり…。
そこで、今回は色鉛筆選びについて取り上げます。
■ 色鉛筆選びのポイントは?
さて、色鉛筆を選ぶ際、どんな点をポイントに選べば良いでしょう?
これから塗り絵を始める方のために、私が思うことをお話させていただきます。
・塗りたい作品に合わせて
私が色鉛筆選びで判断材料の1つになると思うのが、「どんな作品を塗りたいか?」です。
塗り絵の人気が高まったことで、書店にはたくさんの塗り絵ブックが並んでいます。
それらを眺め、あなたが心惹かれるのはどんな作品でしょうか?
大きめの図案を描くように塗りたいのであれば、芯の柔らかい色鉛筆がおすすめです。
例えば、プリズマカラー、ホルベイン・アーチスト、ヴァンゴッホ など。
後から水筆でぼかせる水彩色鉛筆も面白いと思います。
マンダラや花模様など細かな図案を繊細に仕上げたいのであれば、芯が硬め〜中位の色鉛筆が細部までしっかりと塗れて使いやすいです。
例えば、三菱、トンボ、ファーバーカステル・ポリクロモス など。
色鉛筆を「道具」と捉えると、目的に合わせるという視点もあって良いと思います。
・メーカーごとの使い心地(個人的な感想)
使い心地に関して、私が今まで使ったことのある色鉛筆の感想をご紹介します。
- 三菱とトンボは芯が硬めですが、子どもの頃から親しんでいることもあり、その上お値段もお手頃で使いやすい色鉛筆です。
- ファーバーカステル・ポリクロモスは、芯の硬さが中位で、大変塗りやすく感じています。私の一押し商品です。
- ヴァンゴッホはスルスルと滑らかな感触が心地よいのですが、芯が柔らかいので折れやすいです。上の画像がヴァンゴッホで、奥の左から5本目だけ短いのは、落とした時に芯が折れてしまったためです。
今回ご紹介した、どんな図柄を塗りたいかという視点や、メーカーごとの使用感の他に、「何色セットにするか?」というのもかなり迷うところですよね。
次回はこの点についてお話ししたいと思います。