2016年2月17日水曜日

大人のぬり絵|何色セットを選べばいい? 初心者さんの色鉛筆選び

花をモチーフとした大人の塗り絵を色鉛筆で塗った作品
colored by Masumi Chiba

前回の記事 に引き続き、これから塗り絵を始める方への色鉛筆のお話です。

今回は、大変悩ましい「何色セットを選べば良いか?」についてです。


■ 最初に買うのは何本セット?

色鉛筆のセット本数には、多くの方が子どもの頃に使用する 12色、24色、それより多い 30~40色、 さらに 60~70色、そして贅沢感のある90色~150色などがあります。

100色にもなると見ているだけで楽しそうですが、お値段は大抵1万円を超えてしまいます、使いこなせるかどうかが心配にもなります。

私も150色に憧れていますが、実際に購入したのは何色セットか、また、その結果セット本数についてどう思ったかなどを ご紹介したいと思います。


・36色から始めて60色へ

私が大人の塗り絵用として最初に購入したのは、トンボ鉛筆の36色セットです。お値段は 2,000円くらいでした。


トンボ色鉛筆36色セットの写真
TOMBOW COLOR PENCILS 36

これで十分でしたが、使っているうちにだんだんと「もっと色があればいいなぁ…」と思い始めました。

そして、次に購入したのがヴァンゴッホの60色セットです。価格は、amazonで6,000円を超えていて、ちょっと勇気のいる買い物でした。


ヴァンゴッホ色鉛筆60色セットの写真
VAN GOGH pencils 60

・実際に60色で塗ってみると…

さっそく一番上の写真の塗り絵を始めたら、すぐに「もっと色が欲しい!」と思いました。今まで使っていたトンボより24色も多いのにです。

その理由は、色の構成にありました。

ヴァンゴッホの60色は、ご覧のとおり暖色(黄・橙・赤)や 茶・グレーのバリエーションが豊富で、私が好きなピンク系、紫系は色数が少ないのです。

全体の約4分の1を占める茶とグレーは、風景画を描く方には重宝すると思いますが、人や植物などの塗り絵が好きな私には、あまり使う機会がなさそうです。

結局本数は増えても、使いたい色は足りず、使わない色が多いという結果になりました。

それでもヴァンゴッホ特有の鮮やかな発色にはとても満足していますので、購入して良かったと思っています。


・私の結論

この経験から私がおすすめするのは、まずは30~40色のセットを購入し、使ってみて、「もっと欲しい!」と思う色を単品で買い足す、-という方法です。

これが合理的で、コストのかからない方法だと思います。

30~40色のセットを試してみて、

  • やはり、色数の多いまとまったセットが欲しいという方
  • 塗り絵にすっかりハマって、もっともっと塗りたい!という方
  • ご予算に余裕のある方

は、思い切って100色前後のセットを購入するのも良いと思います。美しい色の数々が身近にあるって素敵な事ですから。

私も「いつかはホルベインの150色を…」という野望を持っておりますので…。


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