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2020年の夏の高校野球甲子園大会は、新型コロナウィルス感染拡大の影響で交流試合というかたちで行われました。
また、この大会から選手たちは白いスパイクシューズが使用できるようになりました。
■ 白いシューズの効果
・白と黒の温度差
高校野球の公式戦で使用できるスパイクは黒一色と決められていましたが、白も認められるようになった主な理由は熱中症対策です。
黒は光を吸収する性質が強く、物の温度を上昇させます。夏に白い服より黒い服の方が暑い、という経験はどなたもお持ちではないでしょうか。
ウェブ記事によると、スポーツ用品メーカー、ミズノの測定では、気温32度で、白いスパイクは黒に比べ内部・外部の温度が約10度も低かったそうです。実際に白いスパイクを履いた選手達からも、「涼しい」という声が聞かれたとのことです。
・白による重さの感覚
また、「足が軽い印象で、走りやすい」との声もあったということで、この点も注目です。
色は重さの感覚(軽重感)に影響を及ぼし、心理的に白は黒よりも軽く感じられます。この効果が選手たちの感覚に影響を与えたと考えられます。
・白が伝えるイメージ
さらに、同記事には「白色は、ひたむきに白球を追う球児のイメージとも重なる。」という一文もありました。
白の代表的なカラーイメージは「純粋さ」です。ここでも白の効果が活きていますね。
ということで、色が温度、重さといった感覚に加え、イメージにも影響を与えている具体例となる出来事でした。
この白の効果、暮らしの中にも取り入れられそうです。
