2019年3月3日日曜日

どこかエスニックな香りのある三色配色~「彼が愛したケーキ職人」


ご覧下さって
ありがとうございます。

色彩講師・カラーリストの
千葉真須美です。


先週行われた
アカデミー賞授賞式では、
賞レースの行方に加え
美しいドレスの数々も
見どころでしたね。

(今年は特に ゴールド、
 パープル系、ピンク系が
 目を惹きました。)

さて、
アカデミー賞受賞作品を
後回しにして、こちらの
作品を観てきました。


「彼が愛したケーキ職人」です。

上の画像は日本公開用のポスターです。
このポスターをパッと見て
どのような作品をイメージしましたか?

ベースカラーがパンや焼き菓子を連想させる
美味しそうな色ですよね。
私はフランスかベルギー辺りが舞台の
ちょっとロマンチックな
大人のラブストーリーかな?と思いました。

ところが、主な舞台は中東のイスラエルで、
事故で無くなったある男性の奥さんと、
彼の恋人のケーキ職人(男性!)の
ちょっと悲しいしみじみとした物語でした。
ポスターの色から受けるイメージとは少々違いました。

それはさておき、
この映画で印象的だったのが
街並み、インテリア、ファッションに見られた
ターコイズブルー・白・レンガ色 です。










例えば、街並みを映し出した時の
レンガ色の屋根、白い壁、ターコイズブルーの窓枠。
ポスター中央の写真にも レンガ色の壁と、
レンガ色と同系色のカーディガン、
ターコイズブルーと同系のインナーが見られます。

ターコイズブルーはトルコ石(ターコイズ)の色、
レンガ色は赤土の色で、この二色の組み合わせからは
エスニックなイメージが得られます。
そこに白の明るさが加わった三色配色です。

これに似た配色の イタリア国旗の三色、
フランス国旗の三色と比べてみるとどうでしょう?










この2つのカジュアルさ、スポーティーさに比べて、
やはりどこか民族的な雰囲気を感じますね。

イスラエルらしい美しさと言える
三色配色であると感じました。




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