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| Photo by Masumi Chiba |
最近見始めた韓国ドラマ「夜を歩く士(ソンビ)」では、黒を上手に使っていると感じたので、ご紹介したいと思います。
■ 黒の機能とイメージを活用
このドラマは時代劇で、吸血鬼:ヴァンパイアのお話です。
国王を影で操る悪の吸血鬼に対抗する良い吸血鬼が、自分の力をある高貴な青年(主人公)に託します。不本意にも吸血鬼にされてしまった青年ですが、長い時を超えて友人の仇でもある悪の吸血鬼を倒そうとするお話です。
青年が吸血鬼となったとき、師匠的存在の良い吸血鬼はこのようなアドバイスをします。「身を守るために、黒い衣は絶対に脱いではいけない。」
考えてみると、一般的に吸血鬼は太陽の光を浴びると死んでしまいます。そのため、ドラキュラ伯爵は昼間は棺桶の中で眠り、夜になってから行動していました。
しかし、夜しか行動できないとなると、物語がなかなか進みません。そこで、「黒い衣」が登場したのだと思います。
黒は色の中で光を最も吸収する色です。黒い衣を身につけていれば、黒が太陽光を吸収してくれるので、吸血鬼でも昼間に行動できる、そんな設定にしたのではないかと…。
また、黒にはどこか謎めいた雰囲気や、ダークなイメージがあります。同時に高級感や洗練されたイメージもあるので、この「身分の高い青年吸血鬼」という設定にはピッタリ!
ということで、このドラマでは黒という色の機能とイメージの両方を上手く活かしていると思います。

