2017年8月21日月曜日

色の試験に合格しても、色選びがスムーズになるとは限らない

色の配色練習の教材とカラーカード、文房具を並べた写真
Photo by Masumi Chiba

本日の記事のタイトル
「色の試験に合格しても、
 色選びがスムーズになるとは限らない」
これは私の経験によるものです。

もうずいぶんと前のことですが、フラワーデザイナーの資格を取得した私は「色選びが上手になりたい!」と思い、とりあえず色彩検定(当時の「ファッションカラーコーディネート検定」)を受験することにしました。

そして、公式テキストを購入して独学で学習し、併願受験で一気に2級・3級を取得しました。ところが、試験に合格してもスムーズに色選びができるようにはなりませんでした。

試験で問われるような知識を得るだけでは不十分なのです。学習で得た知識を活かす練習が必要です。

では、どんな練習が必要でしょう?


色選力を身に付けるにはアウトプットが必要

それは、アウトプットの練習です。
○○○ な時はこんな色、△△△ な場合はあんな色… と、色の知識を利用して、求められる色を選び出す作業を繰り返します。

何度もアウトプットすることで、頭の中に色選びの回路ができ、スムーズに色を選べるようになります。

また、アウトプット作業でたくさんの色に触れるうちに、おのずと色彩感覚も磨かれていきます。

カラーカードや色鉛筆などを使って、アウトプットの練習をできるだけ試してみてください。

きっと、だんだんと手ごたえを感じるようになるはずです。

次回は「上手な色選び」についてお話したいと思います。


■ 関連記事

カラーコーディネート講座(基礎・実践)の一覧はこちら