ご覧くださって、
ありがとうございます。
カラーリスト・色彩講師の
千葉真須美 です。
先日、
映画「ムーンライト」を
観てきました。
アカデミー賞授賞式で
「ラ・ラ・ランド」と
間違われて話題となった
あの作品です。
色みを帯び、幻想的な美しさの褐色の肌
p> 一人の黒人男性の
幼年期、少年期、青年期の成長と、
友情・愛情を描いた作品で、
各年代の3人の役者さんが同じ人物を演じています。
この作品の見どころの一つが 色 です。
明るく透明感のあるマイアミの風景。
それと対照的に、
神秘的な輝きを放つ 肌の色。
役者さんの褐色の肌が明るい太陽の下で、
あるいはピンクやオレンジ、ブルーのライトによって
より一層魅力的に表現されています。
特にブルーのライトで照らし出された肌は
淡い青みを帯びだ鋼のようで、
まるで彫刻のような美しさ。
この映像美の影には
カラーリストさんの存在があります。
肌を美しく映し出すために、
色の専門家が色彩調節(カラーコーディネート)を
行ったそうです。
そんな裏話も納得できる映像美、
機会があればぜひお楽しみください。
*画像は、4種類のチラシをコラージュしたものです。