右のカラーカードが配色カード158a |
ご覧下さってありがとうございます。
カラーリスト・色彩講師の 千葉真須美です。
日本色研の配色カード158シリーズが
10月にリニューアルされました。
配色カードと言えば、色彩検定で使用される199aを
思い浮かべる方が多いかと思います。
配色カードの158、199といった数字は、
商品を構成しているカラーカードの枚数を表し、
a、b、c のアルファベットはカードのサイズを表しています。
つまり、今回リニューアルされた158シリーズは、
カラーカード158枚(158色)で構成されている商品です。
(上の写真は、表紙が半分切れてしまっていますが、配色カード158aです。)
リニューアルのポイント
さて、今回のリニューアルのポイントは、表面の質感 と サイズ です。
以前の158シリーズは光沢のある発色で、
カラーカード自体はとても美しいのですが、
他のカラーカードや素材と組みあわせた時に
浮いてしまうことがありました。
今回、その表面の質感が199シリーズと同様のマット調に変更され
より使いやすくなりました。
サイズも、158aでは幅3.5cmから3cmとなり、
199aと同じサイズになりましたので、
これまた使いやすさがアップしたと思います。
ただし、お値段も158aで 620円(税込 682円) から
750円(税込 825円) へとアップしています。
配色カード158と199、構成の違い
先に述べた通り、158シリーズと199シリーズでは
カラーカードの枚数が異なります。
158には、199と同じく下のPCCSの有彩色(144枚)が含まれています。
v ビビッドトーン(純色) 24枚
dp ディープトーン 12枚
dk ダークトーン 12枚
p ペールトーン 12枚
lt ライトトーン 12枚
b ブライトトーン 12枚
sf ソフトトーン 12枚
d ダルトーン 12枚
ltg ライトグレイッシュトーン 12枚
g グレイッシュトーン 12枚
dkg ダークグレイッシュトーン 12枚
無彩色については、
199が W(ホワイト)から Bk(ブラック)まで17枚(17段階)なのに対し
158では 9枚(9段階)です。
そこに彩度段階を表す5枚が加わり、合計158枚となります。
199は、その他にピンク系10枚、ブラウン系7枚、オフニュートラル系15枚、
フレッシュ(肌色)系6色が含まれています。
配色カード158と199の使い分け
初・中級レベルの配色レッスンや、検定試験に向けた学習においては
158シリーズの構成で十分間に合います。
(お値段も199シリーズよりお手頃ですし…)
逆に199をおすすめしたいのは、
まず、色彩検定1級を受験される方です。
2次試験で199aが使用されますので、
こちらに慣れておいた方が良いでしょう。
また、ファッション、メイク、インテリア等の配色を学ぶ方にも
ピンク系やブラウン系などが含まれる199が便利です。
レベルや用途に合わせて、158シリーズか199シリーズか
お選びになると良いと思います。
※下のamazonのリンクは今現在リニューアル前の商品です。
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