「人生は、美しい色であふれている。」
このキャッチコピーに惹かれ、映画「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」を観てきました。
■ 陽の光を感じる暖かな色彩
主人公は「カナダで最も有名な画家」と呼ばれるモード・ルイス という女性です。若年性リウマチのため手足が不自由ながらも、夫と二人、小さな家で質素に暮らしながら絵を描き続けることが彼女の幸せです。
「うちの息子でも描ける」と雑貨屋の主人に言われてしまう彼女の絵は、どれも明るいトーンで伸びやかに描かれています。
絵画は「写実的=上手」と捉えがちですが、彼女のように自分の世界を持っていることは、誰にも真似できない上手さなのだと思います。
真っ白な猫、真っ黒な猫、赤い屋根、色とりどりの花々…。彼女の作品を見ていると、カラフルな色彩に暖かい陽の光を感じ、開放的で心地良い気分になります。部屋に一枚欲しい!と思いました。
また、映画を観ていて、映像全体の色のトーンを抑えていると感じました。
グレイッシュで静けさを漂わせる風景は、二人の素朴な生活感を伝え、同時に彼女の作品世界をより鮮やかに見せています。
美しい風景と作品の数々を目にしながら、幸せな気持ちになれる素敵な作品でした。
