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| Photo by Masumi Chiba |
今日は色に関するおすすめ本、入倉 隆 著「脳にきく色 身体にきく色」をご紹介します。
■ 楽しみながら身近な色の情報が得られる
この本の良い点は、第一に読みやすいことです。色を学ぶという目的が無い方でも、気軽に読み物としてすらすら読めます。
第二に、研究データをもとにした理論的で信頼できる内容であることです。色彩検定テキストにも含まれる色彩理論はもちろん、統計などを裏付けとして、色の仕組みや効果がきちんと述べられています。
そして三つ目は、身近な例が挙げられていること。リラックスする色、食欲を高める色、スーツの色とイメージ、加齢による色の見え方など、身の回りの色を取り上げて解説されていて、生活の中の色使いのヒントが満載です。
「理論や数字は苦手」という方は、とっつきにくい部分をスルーしてください。それでも十分に面白いし、ためになります。
色の資格を目指される方は、テキストの副読本としても良い本です。おすすめいたします!