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2015年11月17日火曜日

カラーコーディネート実践編-1. 配色のポイントはこれだけ

Photo by Masumi Chiba

ご覧くださって、ありがとうございます。
カラーリスト・色彩講師の千葉真須美です。

ブログ上でのカラーコーディネート講座は、
基礎編に引き続き、いよいよ実践編へと入ります。



配色のポイントは「まとまり」か「きわだちか」


さて、複数の色を組み合わせることを「配色」と言います。

毎日のお洋服選びなどのファッション関連から、
インテリアやフラワー、デザインといった分野においても、
「配色」という行為は欠かせません。
この配色における色の調整が「カラーコーディネート」 です。

色と色とを、どのように調整して組み合わせるのか?

カラーコーディネートにはさまざまな手法がありますが、
私が考える最も重要なポイントは、

まとめるか?
それとも、きわだたせるか?


たったこれだけです。

「まとめる」 というのは、
共通の要素を持つ色どうしを組み合わせて、
全体の統一感を強調することです。
なじみ感が強く、安定したイメージが得られます。

それに対して、

「きわだたせる」 は、
要素が大きく異なる色どうしを組み合わせて、
色と色の違いを強調することです。
メリハリ感が出て、動的なイメージとなります。

「まとまり」 と 「きわだち」 は対照的なイメージで、
その中間のどちらでもない配色は、
あいまいで印象が弱くなる傾向があります。

まとめるか? きわだたせるか?

この視点からのカラーコーディネート法を
ご紹介してまいります。


*画像はチェコのチェスキークルムロフです。
  赤茶色でまとめられた統一感のある街並みですね。