2015年8月24日月曜日

カラーコーディネートの基本-4. 色の三属性その3・ 彩度

Photo by Masumi Chiba

ご覧くださって、ありがとうございます。
カラーリスト・色彩講師の千葉真須美です。

ブログでの「カラーコーディネート講座」も
本日で11回目となります。
今日は、前回までにご紹介した色の三属性で、
色相、明度に続き3つ目の 彩度 についてです。



色の三属性その3・ 彩度

彩度 とは色の鮮やかさのことです。

ビビッドカラーのように色鮮やかであれば「彩度が高い」、
色みがあまり感じられない場合には「彩度が低い」と表現します。

加えて、白、グレー、黒の無彩色は、
色みが全くありませんので、彩度は「 0(ゼロ)」です。
「 無・彩・色 」という名前の通りですね。 

因みに写真のネムの花は、
花弁の先端から付け根にかけて、
高彩度から低彩度へと彩度が変化しています。


・彩度は 派手さ・地味さ に大きく関わる

高彩度色は派手に、低彩度色は地味に感じられます。

ですから、ファッションやインテリア、ウェブデザインなどで、
「ちょっと派手だな…。」と感じる時には、
彩度を少し下げることで派手さを抑えることができます。
反対に、少々地味な場合には、彩度を上げればよいのです。

派手⇔地味 という尺度に関しては、
色相や明度を変えるよりも、彩度での調節が効果的です。

彩度という視点を持つことで、
カラーコーディネートの幅はぐっと広がります。