![]() |
| photo by Masumi Chiba |
前回の記事 では、カラーカード(配色カード)の記号の読み取り方についてご説明しました。
今回は 配色カード199a がどんな色で構成されているか、含まれている色を具体的にご紹介します。
(追記 2025年11月)
「新配色カード199a」は2024年にリニューアルされ、表紙デザインの変更の他、新たにCMYK値とsRGBがインデックスに記載されました。
カードの構成そのものは、この記事でご紹介する内容と変わりありません。
■ カラーカードを構成する色の詳細
1 PCCSの有彩色(144枚)
最初に収められているのは PCCS(日本色研配色体系)の有彩色です。
有彩色は各トーン毎に色彩番号の小さい色から順番に並んでいます。
収められているトーンの順番と枚数は次の通りです。
| 記号 | トーン名(PCCS) | 枚数 |
|---|---|---|
| v | ビビッドトーン(純色) | 24枚 |
| dp | ディープトーン | 12枚 |
| dk | ダークトーン | 12枚 |
| p | ペールトーン | 12枚 |
| lt | ライトトーン | 12枚 |
| b | ブライトトーン | 12枚 |
| sf | ソフトトーン | 12枚 |
| d | ダルトーン | 12枚 |
| ltg | ライトグレイッシュトーン | 12枚 |
| g | グレイッシュトーン | 12枚 |
| dkg | ダークグレイッシュトーン | 12枚 |
*ビビッドトーンは24色全てが揃っていますが、他のトーンは偶数番号のみの12色です。
*s ストロングトーン は含まれていません。
最初に綴られているビビッドトーンのカードを見てみましょう。
画像の左端が1番の「紫みの赤」です。右側にいくに従って色相番号の数字が増えていきます。
その次のdp(ディープトーン)のカードは下の画像です。
画面の右側が2番の「赤」、左端が24番の「赤紫」です。
2 無彩色(17枚)
有彩色カードの後には、無彩色カードが続きます。
無彩色の構成は 黒(Bk)から 白(W)までで、その間に 2.0 から 9.0 まで 0.5刻みで15段階(=15枚)のグレー(Gy)が含まれています。
*グレーの段階を示す 2.0 から 9.0 までの数字は、大きくなるほど明るく、白に近づきます。
*この記事のトップの画像は、無彩色カードの一部です。
3 その他の色(38枚)
色彩検定等で使用するのは、1の有彩色、2の無彩色 までですが、新配色カード199aにはその後に次の色が含まれています。
これらの色はファッションやインテリアでよく使用される色です。
ピンク系は 青み寄り・中間・黄み寄り、肌色系は ピンク系・オークル系 に分類されているので、イエローベース・ブルーベースを用いたメイクカラーのコーディネートに活用できます。(そのまま肌にあててみても面白いです!)
以上が合計199枚のカラーカードの内訳です。
尚、綴りの最初にカード構成に関するページがありますので、そちらもご覧になってみてください。
次回はカラーカードの活用法についてご紹介します。
【カラーカード(配色カード)の使い方②/全3回】カードの構成(トーン・並び)
■ 関連記事
▶ カラーカード(配色カード)の使い方|①カードの記号の読み取り方(色相・トーン)
▶ カラーカード(配色カード)の使い方|③カードの活用法(配色練習に活かす)
