2018年6月17日日曜日

映画「万引き家族」で、心に残ったこの色


ご覧くださって、
ありがとうございます。
カラーリストの 千葉真須美 です。

カンヌ映画祭でグランプリに輝いた
話題作「万引き家族」を観ました。

「ほんとうの家族とは?」と、
家族について考えさせられる
余韻の深い作品でした。

この作品を観終えて
大変心に残った色があります。

今日はその色のお話ですが、
ネタバレになりますので
ごれからご覧になる方は
ご注意くださいね。



「万引き家族」で
私の印象に強く残った色は 黄色 です。

一つはとうもろこしの黄色、
もう一つは水着の黄色です。

冬の寒空の下、
家から閉め出されてしまった5歳の女の子を、
ある家族が保護します。
一家は、暴力を受けた跡が残るその子を
家に返すことができず、一緒に暮らすことに…。

少女が心を開き始め、
家族の一員らしくなってきた夏の晩、
一家は大きな鍋で茹でたトウモロコシを食べながら
ごくありきたりの楽しい時間を過ごします。

また、ある日、
少女は黄色いワンピースの水着を買ってもらいます。
嬉しさのあまり、お風呂に入るのにも水着を着る少女。

この水着を持って家族全員で出かけた海水浴が、
一家の最後の楽しい思い出となりました。

黄色から受けるイメージは
無邪気さ、明さ、楽しさ、元気 などです。

家族団らんのトウモロコシの色、
家族で海へ行った時の水着の色、

これらの黄色が
少女の、そして一家の幸せなひと時を象徴すると同時に、
映像に輝きを与えていたように感じました。




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