2016年3月17日木曜日

コロリアージュ(大人のぬり絵)/自分の作品と向き合ってみると…

by Masumi Chiba

ご覧くださって、ありがとうございます。
カラーリスト・色彩講師の千葉真須美です。

上のコロリアージュは数日前に完成したものです。
塗り終えたコロリアージュを、後日見直してみると、
あらためて気づくことがあります。



時間を置くと、自分の色使いのクセに気づく


塗っている時よりちょっと距離を離して、
客観的に自分の作品を眺めてみると、
ついつい使ってしまう好きな色、色の組合せ、
筆圧や塗り方のくせなどに気づきます。

また、「今の気分が表れているなぁ…」 なんてことも。

こんな振り返りは楽しいし、「次はここを変えてみよう。」などと
今後の塗り絵に活かすこともできますね。

上の作品を見直して私が感じたのは、
ついつい色を並べてしまっているという点です。

にわとりの 紫~青~緑、
尾に並んだ花の 黄~だいだい~赤~赤紫 と、
色相環の色の並びを選んでしまっています。
これも一種の職業病かも?-なんて思ったり…。

自分の作品と向き合うと、
今まで気づかなかった自分に
出会えるかもしれませんね。




2016年3月10日木曜日

他の人の色使いは 大きな学び ~ グループレッスンの大切さ

Photo by Masumi Chiba

ご覧くださって、
ありがとうございます。

仙台を拠点に活動中の
カラーリスト・色彩講師
千葉真須美です。


一人より 二人、
二人より 三人の方が
楽しいことってありますよね。

美味しいものを食べたり、
どこかへ出かけたり・・・。

じつは、色のお勉強も
一人より 二人、
二人より 三人の方が
楽しいし、学びも大きいのです。

私は、カラーカードを使っての
配色レッスンや、コロリアージュ
(大人のぬり絵)の講座を行っています。

どちらもワークが主体ですが、
単純に課題をお出しして、
それに取り組んでいただくわけではありません。

必ず色や配色に関するレクチャーを行って、
それに基づいたワークを行っていただきます。

すると、
受講者さんは同じ説明を聞いていらっしゃるのにもかかわらず、
出来上がった作品は1つとして同じものはなく、
どれも個性あふれる作品となります。

それは、お一人 お一人の中に蓄積されている
色のデータが異なるからです。

(ほとんどの場合、)
色の表現は何も無いところから生まれるのではなく、
それまで見たり聞いたりした経験や知識が
もとになっています。

「インプット」 がなければ、
「アウトプット」 はできないのです。

これまでの人生の中で
インプットされてきた色の情報は人それぞれですので、
選ぶ色もまた人それぞれです。

複数の人が集まって色のワークを行えば、
人の数だけ配色が生まれます。

そして、それをシェアすることが
新たな 「インプット」 となります。

それが グループレッスンの良さです!

他の方のカラーリングから学ぶことは
眼からウロコということもありますし、
たいへん参考になります。

もし、あなたが色を学ばれるのであれば、
他の人と互いに学び合えるグループレッスンを
一度体験なさってみてください。

きっと、楽しく 実りあるものとなるはずです。




2016年3月7日月曜日

講演「ビジネスリーダーのカラー戦略」のご報告

Photo by Masumi Chiba

ご覧くださって、ありがとうございます!
カラーリスト・色彩講師の千葉真須美です。

先週、仙台泉ロータリークラブ様の会合で
「ビジネスリーダーのカラー戦略 
~魅力を引き出し、好感度をアップする色使い~」
と題して、色のお話しをさせていただきました。

ご出席の企業トップの方々は
皆様 さすがに素敵な装いでいらっしゃいましたが、
さらに内面の魅力が相手の方に伝わりますよう、
イメージ戦略の意義や色の活用法についてご紹介しました。












後半は、代表の方のご協力により
実際にドレーピングを行いました。

時間や会場の照明の関係もあり
似合う色の正確な診断は難しかったため、
色によってお顔の印象が大きく変わるという点を
ご確認いただきました。













ご用意したカラードレープには
ビジネスシーンにあまり登場しないような色もあり、
その点も楽しんでいただけたのではないかと思います。(^^)

因みに、
この日、なぜ私がオレンジ色のジャケットを着ていたかという
理由を明かしますと・・・

ドレーピングを行う場合は通常黒い服を着用しています。
それは、写真のように診断する方の後ろに立つので、
私が黒い背景となって、色を見えやすくするためです。
しかし、今回は診断というより体験という位置づけでしたので、
黒にこだわらなくて良いと考えました。

また、出席されるのは男性の方のみとうかがっていたので、
スーツに多いダークカラーよりも 明るい色合いの方が
新鮮さを感じていただけるのではないかと思いました。

さらに、オレンジ色は親しみやすさを感じさせる色ですので、
和やかな雰囲気をつくるためにこの色を選びました。
一応カラーリストですので、
このように理由を持った色選びをするようにしています。

色は道具です。
何らかの目的のために使うという感覚で
色を選んでいただければ、その色はきっとあなたのお役に立ちます。

色をどんどん活用していただきたい!
そう思いながら
いつもお話しさせていただいています。