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2016年2月15日月曜日

カラーの知識は 大人のぬり絵にどう役立つか?

by Masumi Chiba

ご覧くださって、ありがとうございます。
カラーリスト・色彩講師の千葉真須美です。

昨日の記事 ( → こちら ) で、
大人のぬり絵(コロリアージュ)に関し、
「イメージを描くときも、色や塗り方を選ぶときも、
色の知識が役に立つ」 と書きました。
今日はそのへんのお話を・・・。


色の知識はぬり絵に役立つ道具の一つ


ちょっと想像してみてください。

あなたが料理をする際に、
調味料やスパイスに関する知識や、
煮たり、焼いたりといった調理方法に詳しいと、
1つの素材でも料理のバリエーションは広がりますよね。

色もそれと同じなんです。

色の知識と活用法を知っていると、
ファッションも、インテリアも、ビジネス資料も、ぬり絵も、
カラー表現のバリエーションが広がります。

それぞれの色にはどんな特徴があるか、
色の組み合わせ方にはどのような方法があるか、
また、その組み合わせからどのような効果が生まれるか、

これらの知識はあなたの道具となって、
「こんな風にしたいな…」とイメージするときも、
描いたイメージを形にするときにも役立ってくれます。

つまり、インスピレーションのもとにもなるし、
想像を実現するときの手法にもなるのです。

これが「色の知識が役立つ」と申し上げた理由です。



ぬり絵の色選び、例えば…


ところで、上の写真は
私が現在制作中のコロリアージュです。
この色を選ぶ際に私がどんなことを考えたか、
例としてご紹介します。

まず下絵を見た時、
髪の毛の表現をポイントにしようと思いました。
そして、現実的でない色、神秘的な色にしたいと考え、
青を選びました。

さらに、

・淡いトーンと深いトーンのグラデーションで立体感を出す
・青だけでなく、類似色の青緑、青紫を加えて変化を出す
・青緑~青~青紫と並べて色相グラデーションにする
・青緑は下の方に配置して植物の緑と調和させる
・花は髪の毛に負けない鮮やかなトーンにする
・イヤリングは髪に使った青紫でコーディネート 

などのアイディアを思い浮かべました。

こんなふうにあれこれ考えて色を塗れば、
きっと脳も活性化するのではないかと思っていますが、
果たして実際はいかがでしょう・・・。(^^;)


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