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2018年6月17日日曜日

映画「万引き家族」|心に残った、ある色

映画「万引き家族」のポスター

第71回カンヌ映画祭でグランプリに輝いた話題作「万引き家族」を観ました。

「ほんとうの家族とは?」と、家族について考えさせられる余韻の深い作品でした。

この作品で大変心に残った色があります。今回はその色のお話ですが、ネタバレになりますので、これからご覧になる方はご注意ください。


■ 心に残る黄色

「万引き家族」で私の印象に強く残った色は黄色です。

一つはとうもろこしの黄色、もう一つは水着の黄色です。

冬の寒空の下、家から閉め出されてしまった5歳の女の子を、ある家族が保護します。一家は、暴力を受けた跡が残るその子を家に返すことができず、一緒に暮らすことに…。

少女が心を開き始め、家族の一員らしくなってきたある夏の晩、一家は大きな鍋で茹でたトウモロコシを食べながら、ごくありきたりの楽しいひと時を過ごします。

また、ある日少女は黄色いワンピースの水着を買ってもらいます。嬉しさのあまり、お風呂に入るのにも水着を着る少女。この水着を持って家族全員で出かけた海水浴が、一家の最後の楽しい思い出となりました。

黄色から受けるイメージは、無邪気さ、明さ、楽しさ、元気 などです。

家族団らんのトウモロコシの色、家族で海へ行った時の水着の色、これらの黄色が少女の、そして一家の幸せなひと時を象徴すると同時に、映像に光を与えているように感じました。