2016年5月30日月曜日

カラーコーディネート講座/カラーイメージ編 3 「ウォームナチュラル」


by Masumi Chiba

ご覧くださって、ありがとうございます!
カラーリスト・色彩講師の千葉真須美です。

「カラーコーディネート講座/カラーイメージ編」 、
前回の フレッシュナチュラル・イメージ に引き続き、
今回は ウォームナチュラル・イメージ です。



ウォーム+ナチュラルなカラーイメージの作り方

ウォームナチュラルは、
その名の通り 温かみのある配色です。
フレッシュナチュラルが明るい春のイメージなら、
ウォームナチュラルは落ち着いた秋のイメージ。

ポイントは・・・

■ 主なイメージ
  穏やかな、 素朴な、 温もりのある ・・・
  
■ 中心となる色相
  オレンジ系~グリーン系 (だいだい~黄~黄緑~緑)














■ 中心となるトーン
  ペール、 ライトグレイッシュ、 ソフト、
  ダル、 ディープ、  ダーク



















■ 配色の特徴
  ベージュ系の色をベースカラーに、
  中間色を用いて穏やかにまとめます。 
  アクセントカラーは無くてもOK。

山や田園風景など、
自然の彩りを感じさせる配色です。
 (上の写真はその一例です。)  

これをファッションに応用すると、
例えば、こんな感じです。
















温かみのある雰囲気、 感じますね。

この例は秋冬のファッションですが、
ペール、ライトグレイッシュなど明るいトーンなら、
春夏ファッションに取り入れるのも素敵です。


【 関連記事 】
カラーコーディネートの基本-2. 色の三属性その1・ 色相
カラーコーディネートの基本-5. 色の「トーン」とは?




2016年5月23日月曜日

カラーコーディネート講座/カラーイメージ編 2 「フレッシュナチュラル」

by Masumi Chiba

ご覧くださって、ありがとうございます!
カラーリスト・色彩講師の千葉真須美です。

今回から、ブログでの「カラーコーディネート講座」は
カラーイメージ の具体的な表現方法です。

色彩検定1級テキストに掲載されている内容に沿って
代表的なイメージを説明してまいります。
色彩検定1級受験を予定されている方の
ご参考にもなればと思っています。



フレッシュ+ナチュラルなカラーイメージ 


今回取り上げるのは、
フレッシュナチュラル・イメージ です。
ポイントは次の通りです。

■ 主なイメージ
  若々しい、 新鮮な、 さわやかな ・・・
  
■ 中心となる色相
グリーン系 (黄緑~緑~青緑~緑みの青)















■ 中心となるトーン
  ペール、 ライト、 ブライト
  ホワイト、 ライトグレイよりも明るくホワイトに近いグレイ



















■ 配色の特徴
  明るい色をベースカラーにして、
  メリハリを抑えた組み合わせに。 
  アクセントカラーも強すぎないようになじませる。
  (写真はその一例です。)  

「ナチュラル」 という言葉から連想される
穏やかで自然な感じになるよう、
グリーン系を取り入れて、
明るくまとめましょう。

この季節に似合いそうな配色ですね。


【 関連記事 】
カラーコーディネートの基本-2. 色の三属性その1・ 色相
カラーコーディネートの基本-5. 色の「トーン」とは?



2016年5月16日月曜日

カラーコーディネート講座/カラーイメージ編 1

by Masumi Chiba

ご覧くださって、ありがとうございます!
カラーリスト・色彩講師の千葉真須美です。

新緑の季節がやってきました!
色とりどりの花々も咲き、
本当に美しい季節ですね♪

さて、ブログでの 「カラーコーディネート講座」 は、
カラーイメージに話を進めてまいります。



色の組合せでカラーイメージは広がる


「カラーイメージ」 というと、

赤 : 情熱的な、 活動的な ・・・
黄 : 明るい、 朗らかな ・・・

-と、単色のイメージを連想される方が多いと思います。

しかし、ここでは
配色によるイメージづくり を取り上げます。
具体的にどういうことかといいますと・・・

」 という一つの色も、
白と組み合わせた場合と、
黒と組み合わせた場合では、
全く印象が違います。

赤・白の組み合わせなら
カジュアルでスポーティーなイメージ、
赤・黒の組み合わせでは、
重厚でゴージャスなイメージとなります。

このように、
色の組み合わせ方(=配色)によって
イメージをつくることができます。

そこで、
あるイメージを表現するには
どんな配色にすれば良いのかを
代表的なイメージについて解説してまいります。

このカラーイメージは、
ファッションはもちろん、
インテリア、デザイン、フラワーなど
さまざまな分野で応用可能です。

配色例として、同じ図案を
各イメージに塗り分けてアップしますので、
コロリアージュ(大人のぬり絵)好きの方も
お楽しみいただけると思います。